◆読書感想ノート =ヤングアダルト編=◆

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■11/3『都会のトム&ソーヤ』はやみねかおる 講談社 YA! 冒険 謎の男

二人の中学生がサバイバル的な冒険をする話です。
サバイバルといっても,舞台は普通の都市ですが。
面白い知識が豊富です。
簡易たいまつや靴紐の槍の作り方などなど。
テンポがよく,とてもすらすらと読めます。
だれもがこんな冒険してみたい! と思うはず。
書籍の定価以上の価値はあると,わたしは思っています。
ひさしぶりに読書に熱くなったという感じでしょうか。こんなにはまったのは久しぶりです。

■10/28『聖なる鎖の絆 エンジェルアカデミー・ミッションNo.1』アニー・ドルトン 金の星社 天使の学校

ハリポタがどうのこうのって帯に書かれていました。
ハリポタブームの中でもう比べないでっていうくらいにしつこいファンタジーラッシュの最中に出版されたものです。
13歳で交通事故にあい死んでしまった主人公は,なぜか天使学校に入学してしまいます。
魔法学校ならぬ,天使学校ですね。
個人的な感想としては,まあまあかな。
でも,カバーや中のイラストはきれいですね。


■10/21『ドーム郡ものがたり@』芝田勝茂 小峰書店 異世界の歴史語り

芝田勝茂さんの新刊です。この話、とてもおもしろい構成になっていました。“昔のとある国の歴史書を翻訳したもの”だそうです。
もちろんすべて勝茂さんがかかれたものですが、ところどころに註がついていて本当の翻訳書のような感じがしました。
とある女の子が先生になってからのことが主な内容です。
挿絵はあの佐竹美保さん。表紙も素敵です。


★9/3『ダレン・シャンX ヴァンパイヤの試練』ダレン・シャン 児童文学

サブタイトルのとおり,ダレンが本物のヴァンパイヤとして認められるかっていうテストの話。 大変な試練をなんとかこえていきますが,最後にとんでもないことが待っていました。 大切な人がなくなってしまうのです。 そのシーンがなんともいえないです。

★8/25『マジカル・ミステリー・シャドウ』芝田勝茂 学習研究社 ファンタジックミステリー館 児童文学 受験戦争 塾 悪の組織

国民一人ひとり順位をつけられる時代。世は再び受験戦争へ。 成績オール2の主人公マコトは塾に行かされる。それも影に知識を覚えさせ,自分は楽ができるというなんとも不思議な塾。マコトの成績はオール5へジャンプするが,体が影にどんどん飲み込まれてしまうというのがあらすじ。 そこらへんがホラーでなんだかにがてなんだけど,芝田さんの本は面白いので最後まですらっと読めてしまう。 「自分を見失わないこと」が作者の伝えたいことかな。

★8/25『猫の名前』草野たき 講談社 児童文学 不登校 乳がん 猫の名前

主人公のクラスにはひとり,不登校の人がいます。その子は今病院に入院中。先生やクラスの子がお見舞いに行っても受け付けてくれません。だけど,何の関係もない主人公の女の子となら話す,というのです。仕方なく会いに行った主人公は,自分のいうとおりにしなくちゃあんたの名前を書いて自殺するというのです。 彼女の目的は何? 児童文学の推薦書というだけあって面白いです。 これにはもうひとつ,主人公の家庭教師の女の子とのエピソードにもかかわってくるのですが (それが乳がんや,タイトルにある「猫の名前」になっている),それもいい話です。

★8/25『バッテリーX』あさのあつこ 教育画劇 児童文学 中学野球

大人気バッテリーシリーズの第5弾! 豪に彼女ができたりします。 いつもながらに面白いです。あさのさんの関西弁がとても暖かいんですよね。超能力のあのシリーズにしてもそうだし, そういうところも人気のひとつかな。

★6/29『DIVE!!4 コンクリート・ドラゴン』森絵都 集英社 ダイブ

『DIVE!!』最終巻です。ついに完結です。オリンピック出場は誰になったのでしょうか。ネタばれになるのでふせますが、いい終わり方だったと思います。 最後はどうなるかと思いましたが。 森絵都さんの本は大好きです。 青春バンザイです。

6/22★『ダレン・シャンー奇怪なサーカスー』ダレン・シャン 児童文学 ヴァンパイヤ

あの有名なダレン・シャンです。今更の読了ですが、めちゃくちゃおもしろかったです。こんなにおもしろいものだとは思ってもみませんでした。 好きなシーンはダレンが半ヴァンパイヤになるところ&人間としての自分を殺すところです。 本当に最高な話。 わたしははまった(^^)q

6/22★『盗まれた記憶の博物館』 ラルフ・イーザウ 児童文学 

タイトルがすてきですよね。 盗まれた記憶の博物館って、 どんなんなんでしょう。 主人公の記憶がどんどん失われていく話でした。 今のところそんな感じですが、 下巻はどうなることやら。

★『リュ−ンノールの庭』 松本祐子 小峰書店 児童文学

中学生の皆月未散は読書好き。 お気に入りの本は水無月サナの人気シリーズ『ドラゴンD』。 未散は、自分が作者と苗字が同じ響きだったので少し親近感を持っていた。 ところが、のちのちあこがれの作家が自分の身内だということを知る。 そして、夏休みに招待されてしまうが……  というのが、このお話の内容。 しかし、あこがれの作家はとてもいじわるだし、自分が書いた本は完成したら再度読む趣味はないとまでいう。おまけに魔女? という疑いまで出てくる。  謎の作家が主人公未散に求めたものとは……

★『魔法使いが落ちてきた夏』 タカシトシコ 児童文学 魔法使い

石版に封じ込まれた魔法使いを、主人公が助け出したことからいろいろな事件が始まる。 魔法使いと、魔法使いを助け出した少女。 二人は魔法使いを封じ込めた敵から逃げに逃げまくる。 そのシーンのハラハラどきどきもの。

★『カラフル』 森絵都 ヤング・アダルト

なぜか死んでしまったぼく。だけど自殺未遂をした男の子の体を借りて、現代へホームステイすることになった。  おかしな天使やおもしろい女の子が登場します。最後の場面は必見。  ラジオドラマ、舞台、映画にもなりました。

★『サラシナ』 芝田勝茂 児童文学 異世界 恋愛

時代を超えた恋愛ものです。 現代の少女と平安時代の青年。 もちろん同じ時代ではないので当然のことのように障害はあります。 しかし、この恋の美しさといったらこの上ありません。
















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