読書記録2006年5月

★一般書 ●ライト・ティーンズノベル ■ヤングアダルト ◆子ども向け ☆まんが

☆5/30『36℃のキセキ』前田とも 角川書店 ASUKA 06/5
“見えなくてもいいものが視える。
 俺達のこの力に何か意味があるとしたら、それはたぶん逃げることじゃあないって思わない?”
 霊感少女の遠野はるかは霊を恐がる高校一年生。
 霊のおかげで躓いたり転んだり。
 同じクラスの藤原祐。彼もまた霊感があり、彼女はだんだんと霊を理解していく。
 そんな中、子どものおばけに「死んじゃう」と死を予告され……。
 よくある霊感少女系ではあるんだけど、最後のあたりはかなり新鮮でいい終わりだった。
 ピュアな子どもには弱いです。

☆5/30『神様家族 1』桑島由一・たぱり メディアファクトリー フラッパー 06/5
“だって佐間太郎は神様の息子、次期神様候補なんだから”
 ↑という彼の周りを囲むのは、天使のテンコ、神様である父親、女神である母親、女神候補である姉と妹。
 修行のため人間界で住んでいるっぽい。
 心で何か願えば神の父が何でも解決。
 やりたい放題でこれでいいんかいっってほど。
 とくに恋愛に関してがすごい。
 何でも臨み叶っちゃうんだからやりすぎだろー。
 小説の漫画版です。
 昔原作の1巻だけ読んだことあって、「こんなのありえん!」と思い2巻以降は読んでない。
 漫画になってもそれは変わらないんだけど、今後が気になるので次も読んじゃいそうです。

☆5/29『喰霊 1』瀬川はじめ 角川書店 コミックエース 06/5
“それまではせいぜい俺の悩みなんて、ガキの頃から霊が視えることくらいだった”
 ↑という主人公剣輔が、神楽という少女と出会い生活が一変。
 悪霊を退治していくアクションもの。
 やや男性向き。
 まあまあ面白い。
 でもちょっとリアリティに欠けるかなー。

☆5/29『らせつの花 1』潮見知佳 白泉社 別冊花とゆめ 06/5
“たちなおるために たちむかうために 自分で自分をここまで変えるなんて”
 除霊を仕事にしている日向羅刹は妖怪にとある約束をさせられてしまい、あと2年の命しかなかった。
 命をつなぐには彼氏を作ること。
 強い霊能力者に心魅かれる漫画です。
 絵は正直あんまり好きじゃないんだけど、物語には魅かれてます。
 今後が気になる。

☆5/29『ゆきのはなふる』わかつきめぐみ 白泉社 LaLaDX・メロディ 06/5
“雪花は――モノなんでしょうか。
 それとも雪花なんでしょうか”
 人の形をしたモノを拾ってきてしまった雪師の幻宵。
 初め彼女は人形だと思っていたのだが、唄や話しかけに反応するようになり心があることがわかってくる。
 別に恋モノってわけじゃないんだけど、造られたヒトの悲しい物語。
 ↑という表題作「ゆきのはなふる」はお山を守る「主様」シリーズの一つ。
 ほかにもいろんな主様がでてくるお話が収録されています。
 こちらはあたたかい色恋ものです。
 


☆5/25『すずめすずなり 3(完)』秋山はる 講談社 アフタヌーン 06/5
 続くと思ったのにあっという間の最終回。
 意外な結末というか、もうちょっといい方向はなかったのかなあとも思う。
 ちょい寂しい感じ。
 大好きだっただけに残念。

☆5/25『もやしもん 3』石川雅之 講談社 イブニング 06/5
 特装版を購入。
 思いっきり地味な宣伝帯に噴きました。
 価格が同じ限定版って……。
 通常版との違いは表紙だけですか?
 でも十分満足してます。
 そういえばのだめのほか、今月のアフタヌーンにも出張してました。

☆5/25『空色缶づめ』黒羽成 角川書店 ASUKA 06/5
“人間界で己の正体を明かさぬこと。
 人を恋い慕ってはならぬぞ――”
 雲作りが仕事の主人公沙央。
 彼は雲使いの見習いで、修行のため人間界に降りることに。
 パートナーは風使いの響樹。
 そんでとある学校に転校して、とある女の子とよく話すようになって……。
 って、まあありきたりといいますか、恋をして約束を破ります。
 一巻で完結という短い話なので内容は薄いです。
 物足りない。

◆5/22『カラフルな闇』まはら三桃 講談社 06/5
“きれいなものはきれい。おまえのきれいでいいじゃないか”
 胸がきゅんきゅんする児童書。
 めっちゃいいっすよ、これ。
 自分を不幸と思っちゃいけないとか、
 人は人、自分は自分。っていうメッセージが込められている。
 それに、スタジオジブリっぽいピュアが溢れてるんです。
 主人公は、親が離婚して母親と暮らしている中学生の少女。
 彼女は毎週土曜日のラジオが楽しみ。
 近所で噂になっている「闇魔女」の目撃情報が、リスナーから寄せられているため。
 公共の電波で話題になっている人物が自分の近くにいるんだから、気にならないはずない。
 真っ黒の格好をした黒魔女は、夕方から夜にかけて現れてる。
 闇魔女の話題は、学校でも絶えなかった。
 闇魔女を見たものは不幸か幸せ、ハッキリどっちかになる。
 確率は五分五分。
 書店で一気読みしてきました。
 普段はこんなことしませんが、一度読み始めたら本閉じられなかったのですよ。
 闇魔女の正体が気になって気になって。
 あと、クリシュー先輩と主人公の関係もねー。
 最後のシーンはホントよかった。
 映画「耳をすませば」の告白シーン思い出した。
 自分を不幸と思ってはいけない。
 これは読むべき。

◆5/22『星をかった日』井上直久 架空社 06/4
“星はぐんぐん大きくなります”
 ジブリ美術館の土星座で上映されている作品の原作?
 少女が買った小さな星が大きくなるまでの話。
 わたしも星を育ててみたい。
 惑星を持てるなんて素敵です。


☆5/21『シノビライフ』こなみ詔子 秋田書店 月刊プリンセス 06/5
“たとえこの身が滅びようとも、あなたを守ってみせます”
 金持ちのお嬢様である主人公、紅。
 死のうとしていた彼女を救ったのは、空から降ってきた景虎。
 彼は一国の姫、紅姫を守る使命を持つ忍者で、紅を「紅姫」と勘違い。
 タイムスリップしてきたらしい。
 景虎は紅姫に恋心をもっていて、紅を紅姫と勘違い。
 一方で紅は景虎に恋心。彼が自分でなく紅姫を好きなことを悟る。
 もし自分が紅姫でないと打ち明けてしまったら……?
 おもしろいです。
鈍色幻視行』もよかったけれど、これも同等かそれ以上の期待があります。
 どうなるのかな、二人の関係は。

☆5/21『結界師 12』田辺イエロウ 小学館 サンデー 06/5
 限を殺した火黒を追う、良守と影宮。
 なんで自分より相手を大事にするだとかそういう話が印象的。
 あと藍緋さん。
 人間とアヤカシ。
 なんかすげーいい話だった。

☆5/21『D-LIVE!! 14』皆川亮二 小学館 サンデー 06/5
 だんだん最終章に近づいてくる。
 どんなにすごい会社でも崩壊の可能性があるなんて、なんだかホリエモンや耐震偽装を想像させられます。
 ASEの場合ははめられただけですけど。
 結末が楽しみ。
 百舌鳥さんの裏切りの動機マジ気になる。


■5/18『都会のトム&ソーヤ 4 四重奏』はやみねかおる 講談社 YA! ENTERTAINMENT 06/5
 なんかすごい頭よくなった気がする。
 これはシリーズを読んで毎回思うことなんだけど、でもたぶんサバイバル知識は薄れていくんだろうと思います。
 おとぼけシーンが好き。最後の漫画も面白い。

★5/17『妊娠カレンダー』小川洋子 文芸春秋社 文春文庫 94/2
 芥川賞受賞作。
 妊娠した姉に毒ジャムを食わせ続ける主人公の私。
 やがてお腹の子は元気にうぶ声を上げる。
 保険詐欺に使われるような毒じゃないからまだいいんだけど、読んでて恐ろしい。
 輸入果実をちょっと拒否ります。

★5/16『夏期限定トロピカルパフェ事件』米澤穂信 東京創元社 創元推理文庫 06/4
“わたしの、この夏の運命を左右する<小佐内スイーツセレクション・夏>”
 めちゃんこおもしろい!
 これは今年一番に、今まで読んだ本の中で一番面白いというくらい上位にランクインできる本。
 私の永遠の本「妖怪アパートシリーズ」にも負けず劣らず。
 2巻ですが、ここから読み始めてもなんら問題はない、日常ミステリです。
 小市民を目指す高校生小鳩常悟朗と、その同級生小佐内ゆきの物語。
 今回は、夏休みにスイーツめぐりに付き合わされたことから始まる事件。
 これがほんとすごいんですよ。
 君たち頭よすぎです。だから対等につり合えるんだよ。
 最強カップルです。
 そういう友だちがいたら一生飽きなさそうです。
 ミステリ好きでなくとも、甘いものデザート好きにもオススメ。
 笑い所もいっぱいあり。

■5/15『カレンダー』ひこ・田中 講談社 講談社文庫 97/1
“人間を拾ったのは私。
 拾ったっていうのもヘンやけど……。
 いや、道に落ちていたから、ヤッパ拾ったの。”
 児童書が文庫になったもの。
 京都のなまりがなんかステキ。
 苗字が全員違う不思議な家族の物語。
 血縁関係にあるのは主人公の翼とその祖母で、男女の同居人というかなんというかが二人。
 青春物語であり成長物語であり。
 あたたかくていい話だった。


☆5/15『トリバコハウス 1』宇仁田ゆみ 祥伝社 フィールコミックス 04/4
 彼氏のコネで就職し、暮らしているマンションは彼氏にお金払ってもらっている。
 そんな女性が主人公。
 勤め先の専門学校で出会った緑髪の男の子。
 彼女はその子に振り回され、男子学生のアパートに泊まってしまう。
 それが原因で7年も付き合った藤田さんとケンカしてしまい、男子学生と同棲を始めるわけですが……。
 めちゃおもしろかった。
 すごい共感できる内容で、久しぶりに純愛っぽい人生マンガ? を読んだ気がした。
 これはオススメ。

★5/15『東京少女 ぼくとオタとお姫様の物語 』七重 俊 アメーバブックス 05/8
“ぼくといることに、どんな意味があるのだろう”
 デートクラブで知り合ったとびきりの美人とデートする主人公のヒロ。
 ちょっと無理なお願いしても喜んできてくれる彼女。
 そんなある日、ヒロは彼女のバックからとあるフロッピーを発見し、友人のオタ(太田)に調べてもらうとそれが危ないものだとわかる。
 さらに彼女は偽名を使い、年もごまかしていることがわかって……。
 切なくて悲しくてふつーにおもしろかったです。

★5/15『極限推理コロシアム』矢野龍王 講談社 講談社ノベルス 04/4
“これはゲームだ。
 それも、極上の推理ゲームとなっている”
 気が付くと館に閉じ込められていた7人の男女。
 彼らは「主催者」から「今からおきる殺人事件の犯人を当てよ」といわれ、
 同時に、対となる館でも7人の男女が閉じ込められ、同じゲームを強いられていることを知る。
 2つの館で起こる事件をもう一つの館より早く解決しなければ、命の保証がない。
 閉じられた空間での殺人事件って、クリスティーの『そして誰もいなくなった』を初め、実は殺されたやつが犯人だった――的なトリックが多いじゃないですか。
 それを踏まえて読んでいたら、うまくやられました(笑)
 先入観で推理しちゃいけませんな。
 
★5/15『小説ワンダフルライフ』是枝祐和 早川書房 ハヤカワ文庫 99/3
 死者たちの話。
 天国へ行く前に、一生のうちで一番大切な思い出を再現するっていう話。
 まあまあ。

★5/14『13階段』高野和明 講談社 講談社文庫 04/8
“日本人はな、悪人を死刑にしようと心の中では思いながら、
 それを口にする人間を白い目で見るんだ”
 日本の死刑制度を改めて考えさせられる作品。
 最後はうるっときてしまった。
 人の死以外で泣かせられた小説。
 めちゃいい話。
 殺人罪で死刑にさせられそうな男性を助けるべく、刑務官の南郷は調査を開始した。
 彼が相棒にしたのは、前科を背負った青年三上だった。
 手がかりは「階段」。
 残された時間はわずか。
 二人は無実の男の命を救うことが出来るのか。
 刑務所の様子とか、刑務官の仕事とか、死刑執行の話とかね、重いことばっかりなんだよ。でてくることは。
 でも、いつ自分に降りかかるかもわからない出来事だから、他人事だと思っちゃいけないと感じた。

☆5/13『7時間目ラプソディー』田中メカ 白泉社 LaLaDX 06/5
 おもしろい。
 うらやましい高校生活だわ。


★5/11『警視庁幽霊係』天野頌子 祥伝社 ノンノベル 05/10
“そんな都合のいい奇病、聞いたことないな”
 警察官になったことから、事件関係の幽霊だけが見える職業病を持つ柏木雅彦32歳。
 彼は自分の守護霊(女子高校生の幽霊)や友だち、霊媒師の力を借りながら事件を解く。
 幽霊が普通に存在している小説。
 今月新刊が出たらしいんだけど、わたしは三谷さんのこともっと知りたい。
 彼は柏木さんの同僚清水の同級生。プロらしい。
 ちょっと変わった方。
 それともう一つ気になるのは、特殊捜査を担当している他の面々。
 ・物の記憶を読む女高島佳帆。
 ・警視庁の最終兵器の異名を持つ伊集院馨。
 ・写真に写っている人間の生死を透視できる桜井文也。
 彼ら一度も出てこなかったぞ?

★5/10『竜宮の乙姫の元結りの切りはずし』薄井ゆうじ 講談社 講談社文庫 96/10
“私のために、竜宮城を捜してはもらえないだろうか”
 昔話の「浦島太郎」をベースにしている作品。
 会社をやめ旅に出ていた主人公は、電車でとある新聞広告を見る。
「潜水夫募集」
 スキューバができる彼はさっそく主の老人「太郎」さんと連絡をとり、海へ潜る仕事をする。
 老人はかつて竜宮へいったことがあるらしくそれを捜してほしいというのだ。
 老人の近くには美しい女性もいて、彼は彼女にも引かれていく。
 面白いには面白いんだけど、うーん。
 大人シーンはいらんかなー。

★5/9『満月物語』薄井ゆうじ 角川春樹事務所 ハルキ文庫 00/3
“もうすぐ月からの使者が小夜子を迎えに来る。
 私の大事な小夜子は、月に取られてしまうんだ”
「かぐや姫」をベースに置いたもの。
 20年以上も会ってない祖父から、「遊びに来ないか」という突然の手紙。
 島に住む祖父の元へ行くとそこには、養女と名乗る小夜子がいた。
 祖父の話によると、彼女は竹から生まれた子で、近いうちに月に帰ってしまうらしい。
「かぐや姫」と違うところは、成長の度合い。
 元の話だとすぐに大人になりましたが、本書の女性は人間と同じ成長をしていたという感じ。
 裏書きは「幻想的な恋愛小説」となっていたけれど、個人的には微妙。
 大人シーンがなきゃよかったのに。

☆5/8『兄貴におまかせ! 1〜2』石井有紀子 白泉社 別冊花とゆめ 97/12〜98/5
 まあまあということで。


★5/6『凍りのくじら』辻村深月 講談社 講談社ノベルス 05/11
“ぼくにとっての「SF」は「サイエンスフィクション」ではなくて、
 「少し不思議な物語(すこし・ふしぎ)」なのです”
 ドラえもんをこよなく愛する父が失踪した。
 主人公理帆子は、同じく失踪した父を持つ別所あきらと出会い心を癒していく。
 ところが、昔の恋人との縁が切れなくて……。
 各所満載に「ドラえもん」が語られていた。
 わたしは弟に影響してかなりドラえもん読んでいたのでネタが理解できました。

☆5/6『電波の城』細野不二彦 小学館 スピリッツ 06/4
“私、気象予報士の視覚も持っていますのよ。
 気象庁のうすらバカどもときたら、今日もしっかりはずしましたね”
 倒産寸前の芸能事務所に現れた謎の女。
 彼女は社長もろとも事務所を買い取り、アナウンサーを目指す。
 以前は北海道のFM局でパーソナリティーをやっていたらしいのですが、
 過去にそこで何かやらかしたらしいです。
 過去も気になるし、“ご老人”の正体も気になります。
 大注目の作品。

◆5/6『ファンム・アレース』香月日輪 講談社 YA! ENTERTAINMENT 06/2
“あのマリンカの花が散ってた昼下がりに、あの場所で、
 俺たちは出会う運命だったんだよ
 俺たちはきっと、生きるのも死ぬのも……一緒なんだよ”
 人間もストーリーもしっかりしているし、笑い所も満載。
 さすが香月日輪さん。
 妖怪アパートや地獄堂とは違い、今度は異性のカップリング。
 ただし、100歳以上の年の差カップルでございますが。
 しかししかし、めちゃいいコンビです。
「犬夜叉」や「エルシオン」といった作品に出てくるように、
 心臓が他人に握られているという(のに近い)状況なのに。
 話の筋としては、青い目をした女の子ララを助けるため、主人公の青年バビロンが無理やり旅を共にさせられるというもの。
 自分の命の保障(心臓)を奪った相手(正確にいうと違うけど)とどうしてそんな中になれるんでしょうね。
 彼ら二人の出生の秘密など、見所も多々ありです。

★5/5『天国の本屋 うつしいろのゆめ』松久淳+田中渉 新潮社 新潮文庫 04/9
 この前読んだ「天国の本屋」のたぶん続編的なもの。
 登場人物でかぶっているのはアロハシャツのおやじだけですが。
 本屋なんて出てこないのになんでタイトルに本屋がつくんだろう。
「クロサギ」の結婚詐欺師よりいいパンチでした。

★5/5『時間不動産』草上仁 早川書房 ハヤカワ文庫 88/11
“3100年代のサハラは、なかなかいいところですぞ。
 2900年代なんて、ひどいものです”
 土地も時間も、年代までも指定して土地を売るという時代。
 1995年から病気治療のため人工冬眠に入り、13世紀後に目覚めた主人公の男。
 タイムマシンができてて、いろんな時代の土地が買える世界。
 勧められて買った、期限付きの安い土地。
 そこにはとんでもない秘密が隠されていて……。
 ひどい話ですけど、耐震偽装と騒がれている今にして読めば、こういう話も飲み込める。
 オチもおもしろい。

★5/4『スウィート・ブラッド』高瀬美恵 祥伝社 祥伝社400円文庫 01/11
“仲間は7人。それが掟だ。
 一人死ねば、一人加えなくてはならない”
 ↑という決まりがある吸血鬼ホラー。
 最近は近所で残虐な殺人事件があったらしくてあやしい男が歩いていたりというこのごろ。
 主人公である27歳の主婦佐代子は、ちょいかっこいいコンビニ店員真柴をいいなと思うようになる。
 ある日知らない男が主人公の所に来て、殺人事件の犯人は真柴で、真柴は吸血鬼で、自分も吸血鬼だという。
 吸血鬼にされてしまった佐代子の運命は……。
 なんつうか、気持ちはわかるんだけど感情移入が全く出来ない作品でした。


☆5/3『君とひみつの花園』林みかせ 白泉社 LaLaDX 06/5
“オレも完璧じゃないよ。
 本当にほしいものがどうすれば手に入るのかわからなくてもどかしいよ。
 だから、ナツがみせてよ。がんばりが報われるってとこ、人は変われるってこと”
 これぞ少女漫画の王道(笑)。
「人」が描かれてる&ネタがおもしろい。
 男っぽい女の子が、「女の子」になろうとする物語。
 サポーター役は女装しているルームメイトの男の子。
 がんばる女の子、がんばる男の子。
 最初は友だちだったものがやがて恋に発展するんだろうなあ……。
 と、先が見えるので安心して読めます。
 かわいすぎ&超おもしろい。

☆5/3『BLEACH 22』久保帯人 集英社 ジャンプ 06/5
 一護の父さんかっこええ。
 本誌で読んでいるので隊長さんたちきたとこはノーコメントで。
 改めて読んで思ったことは一護が余裕で卍解している不思議さ。
 アニメオリジナルでは一発で出来てなかったから。
 こっちはこっちで別にいいけどね。
 次巻は、日番谷隊長とかの活躍っぷりが見られますね。楽しみです。

☆5/3『バーテンダー 5』城アラキ・長友健篩 集英社 スーパージャンプ 06/5
 佐々倉、新たな店へ。
 前途多難かと思いきや、けっこううまくやってます。
 どんなことでもすぐに対応できちゃうんだからすげえ。

☆5/3『龍の花わずらい 2』草川為 白泉社 LaLa 06/5
 シャクヤの体に萌えてます。
 あと、男性人がステキすぎます。
 同時収録「歯車使い」
“歯車の重みを知るためには、実際下に下りてみないとね”
 世界の出来事を歯車によって記録している歯車使い。
 その一人(男)が、遊び半分で下界に下りていき、一人の女性と出会う。
 恋モノじゃないんだけど、けっこういい話です。
 人生のパーツっていうか、ちょっとした事件の組み合わせをしているというか……。
 あの時ああしていればああならなかったのに……とか、
 あの時ああしていたから今があるんだ……とか、そういった歯車の組み合わせを扱ってます。
 
●5/2『メイド刑事』早見祐司 ソフトバンククリエイティブ GA文庫 06/4
 メイドの心が理解できないので感情移入ができなかった。
 
●5/2『“文学少女”と死にたがりの道化』野村美月 エンターブレイン ファミ通文庫 06/4
“ほらほら、残り時間はあと五分よ。
 尊敬する先輩のために、とびきり美味しいおやつを書いてね”
 めっさ萌えました(笑)。すげーおもろい。
 主人公は元美少女作家の男子高校生、井上心葉(経歴がおもしろい)。
 彼は文芸部で、同じ部の天野遠子先輩のために日々小説を書いてます。
 彼女は本を食べちゃう妖怪で、本の味は、おもしろければおもしろいほど味がうまいらしい(食ってみたいっ)。
 既存作家ではポール・ギャリコが好み。
 そんな中、女の子から文芸部にラブレターの代筆以来が来る。
 しかし、相手の男を調べてみると彼は存在していない。
 ところが、女の子は「います!」というし、その後その彼は主人公と瓜二つということがわかり……。
 これ読んでたら、作者の性別わからんくなってきた。
 女だとは思うんだけど、実は主人公と同じ美少女作家ではないのかな、と。
 続き期待してます。
 遠子先輩がなぜここに来たのかとか、どういう妖怪なんだよとか。

☆5/1『名探偵夢水清志朗の事件ノート4 消えた総生島』はやみねかおる・えぬえけい 講談社 なかよし 06/4
 一度本誌で読んでるので特にという感想はなし。
 原作でも思ったけど、こんなこと金持ちにしか出来ねー。
 一種の憧れです。






   











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