●10/29『彩雲国物語 4 想いは遥かなる茶都へ』雪乃紗衣 角川書店 ビーンズ文庫 04/10
めちゃめちゃおもしろかったです。
このシリーズってこんなにすごいものだったんだ。
だからマンガやCDドラマになるんだ……。
今回はかなり高度な頭脳対決って感じがしました。
秀麗のお茶のアイディアといい、偽千夜さんのやりくりといい……。
頭よすぎて敵が憎めない。
◆10/29『星の王子さま オリジナル版』サン=テグジュペリ 内藤 濯 岩波書店 00/3
今度はオリジナル版を読んでみる。
オリジナルといえど、かなり最近の出版。
今まではなかったのだろうか。
それはさておき、感想を。
この前読んだものより、星の王子さまに対しての呼び方が少しヘン。
中身はいいのだけど。
◆10/29『お宝探偵団とわがままミカド』楠木誠一郎 学研 エンタティーン倶楽部 04/7
幼少のころの安徳天皇が、現代にタイムスリップしてくる話。
草薙の剣がその宝。
けっこう良かった。
◆10/28『ステップファザー・ステップ 屋根から落ちてきたお父さん』宮部みゆき 講談社 青い鳥文庫 05/10
おもしろいー。
お父さんがいい!
双子(中一)がかわいい!
親父さんがいい性格してるし。
泥棒の話なんだけど、こういう泥棒ならいてもいいよね、と思った。
むしろ、いてほしい。
続き読みたい。
って、その前に未収録の一話分を文庫かなんかで読まねば。
子ども向きでなかったのか知らないけど、すっ飛ばされてたから。
●10/28『魔法鍵師カルナの冒険』月見 草平 メディアファクトリー MF文庫J 05/6
大当たり。
第1回MF文庫Jライトノベル新人賞審査員特別賞ってのもわかる。
魔法でかけられた鍵を開ける仕事の話。
やわらかかと思いきや、後半はかなりハイスピードで流れていきました。
活字読んでいるだけなのに、風が吹いてる錯覚におそわれました。
鍵ってだけでもこれだけのものが……。
続編が出ているっぽいのであとで買おうと思います。
★10/28『星の王子さま』サン=テグジュペリ・ 三野 博司訳 論創社RONSO fantasy collection 05/6
今年はたくさんの新訳が出ているのでちょっと読んでみました。
昔一度だけ読んだことある「星の王子さま」。
読みやすかったです。
でも、どこがどう違うのかがあんまりわかりませんでした。
わかったのは、以前読んだことあるものよりも“長い”ってことくらい。
読み終わったあとは心が洗われたような気がしました。
次は集英社あたりを読みたい。
違いを知りたいから。
★10/28『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』Ted Elliott, Jay Wolpert, Terry Rossio竹書房 03/7
映画は見てませんが、見たくなりました。
動く映像はさぞかしかっこよいものなのだろうなあ、と。
不老不死は人類の永遠の願いって聞くの多いけど、永遠の命ってのはいやなもんだね。
☆10/28『もやしもん 2』石川 雅之 講談社 イブニング 05/10
1巻とまったく表紙が違う! ……と思ったら、カバー裏でフォローされてるし。
本誌のまま掲載されてるから、欄外を読むのがかなり楽しいです。
菌ストラップでないかなあ。
ほしいです。
女子高生に人気が出そうな気がする。
●10/28『彩雲国物語3 花は紫宮に咲く』雪乃 紗衣 角川書店 ビーンズ文庫 04/7
●10/27『彩雲国物語2 黄金の約束』雪乃 紗衣 角川書店 ビーンズ文庫 04/3
この物語の世界がやっとわかり始めてきた。
秀麗の強さに魅力感じてきた。
3巻では見事試験に合格して最年少の男の子と働く。
んで、最後には見事なシーンで締めくくられてました。
★10/26『世界の中心で愛を叫ぶ』片山恭一 小学館 01/4
ドラマと映画見てるので、“泣きながら、一気に読みました”とまではいかなかったけど、一気に読めたことは確か。
切ない。
☆10/26『ぼくの泥棒日記 全2』宗田 理・杉山 志保子 白泉社 94/11〜95/4
悪気はないんだろうけど、悪い子の話。
お父さんとお母さんが泥棒で、息子(主人公)に万引きやれっていうんだもん。
さらに、学校へ行かなくていいよ、だって……。
理解できん。
●10/25『世界は紙でできている』ココロ直 集英社 コバルト文庫 04/11
紙がすごい貴重、かつ重大な武器にもなる世界での話。
そんな世界に落ちてしまった現代の女の子トモカが、異世界で生きていく。
折り紙を持っているだけで大変な罪。
折鶴は国宝ですから。
紙くらいでおおげさな……って感じなんですけど、ムコウの世界ではホントに貴重で、紙を作るという技術さえない。
だからトモカを閉じ込めて作らせたりもする。
んー、なんとも珍しい世界だこと。
◆10/25『クヌギ林のザワザワ荘』富安陽子 あかね書房 90/6
皆から嫌われてアパートを追い出された矢鳴先生(別に嫌な性格してないんだけどな。なぜ追い出されたんだ?)が、新しいアパートで暮らす話。
そこがザワザワ荘。
管理人が猫で、住人が水の精とアズキトギとキツネの子。
ある意味妖怪アパート。
住人たちがおもしろい。
水の精は竜宮城でミスを犯してここへきてる。
アズキトギは魂を集めてる。
キツネは一人前になるために。
皆がそれぞれいろんな人生送ってたり、すごいなーって思うことが多い。
◆10/22「インクヴァンパイヤシリーズ 1・3〜4」エリック・サンヴォワザン ソニーマガジンズ 04/8〜04/11
ぼく、見ちゃったんだよ。
ぼくのうちの本屋で。
怪しい客が本にストローをさして、インクを飲んじゃってるんだ!
あわてて追いかけたら、やつは墓場に行って、秘密の地下にいた。
そこには本がたっくさん。
やつに見つかりやつの正体を知ってしまったぼくは、インクヴァンパイヤになる。
↑ざっとのあらすじ。
どうして血ではなくインクを飲むのかとか、詳しいことは本書にて。
本好きにはたまらないことがたっぷり書いてあります。
主人公は咬まれてヴァンパイヤになるのですが、「ダレン・シャン」のような恐怖や不安は全くありません。
むしろ、なりたい。
★10/22『しをんのしおり』三浦しをん 新潮社 02/5
爆笑問題の番組に出演していたのを見て、しをんさんを知った。
この方、かなりすごい妄想力(想像力)の持ち主。
これはエッセイなんだけど、これもすごいなーと思った。
★10/22『子供たち怒る怒る怒る』佐藤友哉 新潮社 05/5
なんというか……。
妹がお好きなんですね……?
●10/20『千の翼の都 翡翠の怪盗ミオン』樹川さとみ 角川書店 ビーンズ文庫 03/11
貴族の屋敷に侍女として忍び込んだ少女、これが実は怪盗で……。
という感じ。
派手に予告状出して……というものではないです。
最後が切なかった。
個人的には、あの主人とミオンがずっと一緒にいられることを期待してたから。
おもったよりおもしろかった。
☆10/19『バッテリー 2』柚子庭千景・あさのあつこ 角川書店 ASUKA 05/10
特にコメントないんですが、
あえて言えば“豪と巧を引き離さないで”ってことくらい。
2人がバッテリーじゃないといけない。
☆10/19『×××HOLiC 7』CLAMP 講談社 ヤングマガジン 05/10
蜘蛛の話、“どうして蠅やゴキブリは殺すのに、アリや蛙は殺してはいけないの?”
まさにそれですね。
☆10/19『ツバサ』 CLAMP 講談社 マガジン 05/10
知世ちゃんが姫と会っていたなんて……。
黒鋼を飛ばしただけの力はありますね。
☆10/19『名探偵コナン 51』青山剛昌 サンデー 05/10
表紙がいつもと違う。
風景ではなく、生き物。
扉のコメントは、みなみさんとの話。
★10/18『いま、会いにゆきます』市川拓司 小学館 03/3
これ、ドラマよりいいじゃん!
ドラマはドラマで切なかったんですが、原作だといろいろ細かいのでそこ読むとまた哀しくなるという感じ。
で、これ読んで知ったのですが、市川拓司って、『Separation』の作者じゃん。
あ〜、なんか名前に引っかかっていたんだよなあ。
やっと靄が取れました。
『Separation』の著者というなら、こういう話がうまいってのも納得。
★10/16『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』嶽本 野ばら 小学館 02/9
2004年5月に公開された映画の原作。
ロリータ娘とヤンキー娘の友情。
初めのロリータ娘桃子のしゃべりっぷりが素敵すぎ。
ロリータは、服だけではなく、歴史もそんなに詳しくなっちゃうのだろうか。
ロリータは働かないのです。という硬い意志がなんか好き。
で、のちのちヤンキーのイチゴと会う。
合わないんじゃないかなあと思ったけど、意外に打ち解け。
姿は違うけど、同じ女の子なんだなあと思った。
◆10/16『バッテリーY(終)』あさのあつこ 教育画劇 03/1
この前完結したばかりだと思っていたけど、もう2年も経ってる。
時の流れは早い。
やっと手に取れましたよ。
最後の目的は、豪と巧のバッテリーであったか。
巧は豪以外のキャッチャーに投げられるか。
豪は巧以外のボールを取れるか。
これを解決して終わりとは、けっこう納得。
あー、でももう少し巧の場面増やしてほしかったなあ。
◆10/16『サイコバスターズ 2 』 青樹 佑夜 講談社 YA ! ENTERTAIMENT 04/7
ゲットバッカーズのコンビが綴る物語第2巻。
次はグリーンハウスからの刺客との戦い。
そして、翔の父親の正体が。
おもしろいんだけど、小学生向きなのかが“?”。
◆10/16『都会のトム&ソーヤ (2)』はやみねかおる 講談社 YA ! ENTERTAIMENT 04/7
デパートの話おもしろかった。
栗井栄太を見つけ出すのがこの話の最終回と思っていたのですが、そうでもないようですね。
けっこうあっさり出てきてしまったような気がする。
でも、けっこう意表つかれたのでおもしろい。
◆10/16『虹の物語』村山早紀 佼成出版社 きらきらジュニアライブシリーズ 04/11
猫に幽霊にネットに……。
村山先生らしい作品。
ペットを飼うことに関しては、わたしもけっこう避けてます。
◆10/16『星の旅行記―Mr.Q’s Travel 』たむらしげる 小学館 たむらしげるのファンタジー・ワールド 00/12
宇宙の短編集。
おもしろいんだけど、その続きが読みたい。
もう少し長くしてほしかったなあ。
◆10/16『竜の谷のひみつ』大庭 桂 旺文社 旺文社創作児童文学 00/4
ダムになってしまう竜の谷のひみつ。
天岩戸とかヤマタノオロチとか、すこし日本神話っぽいんだけど、あんまり関係なかった。
☆10/15『あかく咲く声 1〜2』緑川ゆき 白泉社 LaLa 00/1〜00/6
クラスで無口な辛島の正体を知ろうと、主人公国府が追いかける。
辛島がしゃべらなかったのは、自分の声に特殊な力を持っていたから。
学校で戦っちゃったりしてるし。
しかも狐面!?
わたしの好き要素がたくさんだった。
☆10/15『これらすべて不確かなもの』あとり硅子 新書館 Wing’s 98/9
「やまつみのころびね」という、人間と神さまの話が好きです。
☆10/15『ばらいろ すみれいろ』あとり硅子 新書館 Wing’s 04/10
あとり硅子最後の作品。
不思議な作品を描くのがうまいなあと思う。
「ひとさらい」が好き。
◆10/14『オリエント急行とパンドラの匣』はやみねかおる 講談社 青い鳥文庫 05/7
夢水清志郎シリーズと怪盗クイーンシリーズの2回目の共演。
夢水さんとクイーンの2人、両方凄腕なんだけど、とぼけているところ(独特のこだわり)があり、そこがユーモア。
今回はクイーンがパンドラを盗もうとするんだけど、怪盗に必要なのは名探偵が必要だといい(怪盗の美学)、変装して夢水さんを誘う。
敵同士なのに2人で会話しちゃったり、旅行しちゃったり、お好み焼き食べたり……。
そこがすき。
今回は1歩夢水さんの勝利?
◆10/14『カチューシャ』野中ともそ 理論社 05/3
自分のペースで生きる男の子と、ロシア人ハーフの女の子の話。
青春。
●10/13『光降る精霊の森』藤原 瑞記 中央公論新社 C・novels fantasia 05/7
第一回C・NOVELS大賞受賞作。
↑とだけあって、おもしろかったです。
オーソドックスといえばそうだろうけど、わたしはこういうの好き。
精霊憑きの青年エリと、半精霊のファティ、猫の姿をした精霊ゼッテの旅。
エリがたまたま半精霊のファティを拾ってしまったため、精霊の女王を訪ねる旅に巻き込まれるという感じ。
この世界の精霊の定義がけっこう新鮮。
文章がしっかりしていて、この世界にすぐ引き込まれた。
イラストもきれいだし(微妙に主人公がハガレンのエドっぽいけど)。ああ
読みやすかった。
☆10/11『夏目友人帳 1』緑川 ゆき 白泉社 LaLaDX 05/10
妖怪モノ。
主人公が妖怪に、名前を返していくというストーリー。
どこか蟲師とか犬夜叉とかハガレンとかと かぶっているような感じではあるんだけど、おもしろいです。
おもしろかったです。
続き、すごく期待してます。
●10/11『空と月の王』霜島ケイ メディアファクトリー MF文庫J 05/9
タイトルがちょっとおかしいとか、帯はあれであっているのか? とか、キィラの登場シーンはそれだけ? とか、主人公の影が薄いとか、けっこういいたいことが多い。
でも、現実世界にはないいろんな仕事が見れたり、使者の町を見れたり、おもしろい要素はたくさんあるんだよね。
この小説でメインにくる召喚士。
個人的にはファイナルファンタジーのイメージしかないんですが、ここの召喚士は新しい解釈で、それがよかった。
この本、イラストレーターさんの起用が成功したね。
すごく合ってる。
◆10/11『シノダ! 樹のことばと石の封印 』富安陽子 偕成社 シノダ! 2 04/9
シノダの2巻。
今度はナルニアみたく、タンスの世界へGo!
異世界で石にされてしまった友だちを救うため、封印を解く鍵探しへ出かけます。
神とか入れ替わりとかオロチとか、古典っぽいファンタジーがとても素敵。
夜叉丸おじさんはあいかわらずおもしろいし、満足満足。
◆10/9『もしも数字がしゃべったら』高岡 昌江 アリス館 04/8
数字誕生や、数字の意味の秘密。
児童書なのに、かなりトリビア満載なことに驚き。
児童書にしておくのがもったいない。
例えば、
「1」……ものごとの最初、全体、ただ1つ、いくつかの中の1つ、わずか、もっともすぐれている。
など。「1」の解説はそのほかにもいっぱい。
☆10/9『賢治と水晶機関車』白井 恵理子 角川書店 歴史ロマンDX 97/6
AsukaDXコミックス。
宮沢賢治をモチーフにした話。
宮沢賢治の原作かと思ったくらい、宮沢賢治に似ていた。
いいよなあ、こういう夢あふれる不思議世界って。
★10/8『イメージの読み書き』佐藤雅彦研究室 美術出版社 05/8
砂鉄取りとかマヨネーズとか。
もののイメージがイラストで描かれている。
お気に入りは「ブリヨルガグールアト」。
たぶん9割の方が意味わかるのではないでしょうか。
そう、ブルガリアヨーグルトです。
わけわからない言葉なのに、すぐに読めてしまうのが不思議。
☆10/8『D.Gray-man 6』星野桂 集英社 ジャンプ 05/10
だんだんはまりつつあるこの世界。
前回から登場している表紙の方、大好き。
なんか藤原さんの声が聞こえてくる。
◆10/8『風の恋うた』村山早紀 童心社 フォア文庫 05/9
新シェーラひめのぼうけんシリーズ第6巻。
元悪の魔法使いサウード、本当に立派になったよ。
自己紹介で自分のこと“正義の魔法使い”っていってるんだから。
人の変化はすごい。
それと、相変わらず、泣かせられました。
なんでこう、切ない話がうまいのだろう。
人を襲う白オオカミの話、ナルダの話。
彼女の選択が気になる。
◆10/8『幽霊屋敷貸します』富安 陽子 新日本出版社 風の文学館2 01/7
幽霊屋敷とは知らずにお屋敷を借りてしまった季子の家族。
お金払って契約したのに、屋敷に住むならわたしの許可がないとダメ、と、幽霊に追い出されそうになる。
住むための条件は、彼女の出す問題を3問すべてとくこと。
3問すべて正解しないとだめ。
時間切れもアウト。
まず初めは幽霊の名前あて。
「○○○○○ん」らしい(全6文字、最後が“ん”)。
謎解き、大満足でした。
◆10/8『かくれ山の冒険』富安 陽子 PHP創作シリーズ PHP研究所 00/10
ボールを取りに入った林で、主人公尚は異世界に迷い込む。
そこには黒猫がいて、ついていくとお屋敷。
中にはたくさんの猫と女の人がいるんだけど、実は彼女、恐ろしい魔女というか妖怪というか。
主人公はあやうく猫に変えられそうになる。
猫に変えられた子どもたちを救うため、弱い主人公はやまんばの元へ。
次から次へと場面が変わりアイテムをゲットしていくところは、RPGのよう。
敵を倒して道具ゲットして……という繰り返しが楽しかった。
★10/7『コドモノクニ』長野まゆみ 河出書房新社 03/4
まさにこどもの国。
自分の子ども時代を思い出すとともに、子どもっていいな、と思った。
なんで発見するし、いろんなこと考えたりする。
温めた牛乳の膜は食べます。
リンゴは皮も食べます。
カレーにはチョコレート入れます。
ほほえましいことたくさん。
★10/7『チルドレン』伊坂幸太郎 講談社 04/5
5つの連作短編集。
とはいいつつも繋がっているので読み進めるとますます楽しかったです。
珍しいことに日常ミステリ? ではあるけれど、さすが伊坂さんというか、謎解きが新鮮で、謎が多い。
一話の銀行強盗は、実際に遭ったらおもしろそう。
人質解放のシーンを見てみたい。
こういう強盗の話読むと、次立てこもり事件あったとき疑っちゃうね。
もしかしたらって。
あと、公園での読書女とウォークマン男も素敵。
謎人間大好きだから。
芥川賞の候補作だったんだっけ? たしか。
獲ってもおかしくなかったのに……。
●10/7『戦う司書と恋する爆弾』山形 石雄 集英社 スーパーダッシュ文庫 05/9
スーパーダッシュ文庫大賞獲った作品。
とはいうものの、ちょっと期待はずれ。
やはり司書は武装しないでほしい。
あと、このタイトルがちょっとまぎわらしい。
これでは司書と爆弾男との仲を描いているようじゃないか。
違うだろー。
しかしながら、死んだ魂が「本」になるとか、そういう本に関する設定に関しては新鮮でよかったです。
タイトルに司書ってあったからどうしても買わずにいられなったから、このくらいはないと。
☆10/6『青色図書館』林みかせ 白泉社 LaLa DX 05/10
本読まない女の子が、私設の図書館でアルバイトをする話。
そこの館長は、22歳の男の子。
メガネで寝癖ってところがいい(笑)。
タイトルだけ見て買った本ですが、大正解。
本好き&図書館好きのわたしの好みが、凝縮されていました。
本を大切にすること、これが良く学べます。
おもしろい本とはどういう本か? とかも。
1巻で終わりだなんて、もったいないです。
☆10/6『BLEACH 19』久保帯人 集英社 ジャンプ 05/10
>夜一さんVS砕蜂
過去話がいい。
なんかほろりときてしまった。
気が強くても、やっぱり夜一さんを慕っているんだ。
>一護VS白哉。
やはり一護の卍解シーン。
黒刀一本とは意外。
でもそういうことであったか。
白哉がルキアを助けなかった理由は、これまたジーンと。
新撰組を思い出す。
やはりそれが母体のようなものだもんね。
☆10/6『ダブル・フェイス 8』細野 不二彦 小学館 ビックコミック 05/9
またもやじゅんちゃん大活躍。
ほんと、彼女は抜けているのかしっかりしているのかわからない。
だから、魅力的なんだよね。
☆10/4『バーテンダー 1〜3』城 アラキ・長友 健篩 集英社 スーパージャンプ 04/12〜05/9
バーテンダーの話。
カクテルやワインなどのお酒のウンチクがたくさん。
痛快マンガかつ、癒し系。
バーテンダーの心得に、なんか心優しくなってしまった。
お客を裏切らないかあ。
バーってなんであんなに入りにくくなってるんだろうって前から思っていたんですが、やっと謎が解けました。
奥深い、なるほどっ。
一度でいいからどこかのバー行ってみたいです。
★10/3『氷菓』米沢穂信 角川書店 角川文庫 01/11
スニーカー文庫で出たのが角川文庫に。
高校の古典部の活動記録……というか、学園生活。
かつ日常ミステリ。
部員0人廃部寸前の古典部。
OBの姉ちゃんの命令で、無理やり主人公の男の子が入部させられる。
そんな感じで、文化祭に発行する文集探しやらなんやら。
米沢さんのキャラはおもしろくていい。
★10/3『博士の愛した数式』小川洋子 新潮社 03/8
第1回本屋さん大賞1位を受賞した作品。
映画化も決定している、芥川賞作家の作品。
すばらしかった。
障害者がなぜ博士? と不思議に思っていたのですが、そういうことでしたか。
事故により80分しか記憶できない数学「博士」と、家事手伝いに派遣された「私」、そして息子「ルート」の物語。
よく考えたら本名出てきてない。
でもこの話に名前は必要なし。
どれもこれも美しい数式でまとめられている。
「28」は、わたしもほれぼれしちゃいました。
博士なら、どんな数字でも綺麗にまとめられるような気がする。
そんなに頭のいい人が……。おしいなあ。
記憶がストップしていなければもっともっと天才になっていったんだろうなあ。
数学は嫌いだけどこういう数学は大好きなわたし。
小川さんもそういう理由でこの世界に入ったのだろうか。
大学は文学部だし。
ちくまの「世にも美しい数学入門」読みたくなってきた。
◆10/3『いつか、ふたりは二匹』西沢 保彦 講談社 Mystery land 04/4
眠ると猫の体に乗り移れる能力を持った6年生の智己と、犬のピーターの物語。
二匹は智己の友人が被害にあった、事件の捜査に乗り出す。
猫になった智己の名前はジェニィ。
どこかで聞いたことある名前と思ったら、ギャリコの『ジェニィ』から拝借しているじゃないか。
しかもラスト一歩手前もそのままだし。
借りているとこをカバーしたのが、ラストのピーター。
まったく気づかなかった。
今回、この事件はけっこうリアル。
だってこの前小学生が30キロくらい車で走った事件あったから。
にしても、すごい事件でした。
◆10/3『にちようび』もとはしさとこ 新風舎 05/2
ビジュアル大賞? みたいなのを受賞したもの。
女の子が部屋の整理をする様子が、絵だけで描かれている絵本。
最初はぐちゃぐちゃに汚かったけど、最終ページではすっきり。
ないもの探しとか出来そう。
細かく描かれていてきれいでした。
★10/2『夫 稲垣足穂』稲垣志代 芸術生活社 71/10
離れていてもお互いを想っているっていうのがとてもよく伝わってきた。
仲がよかったんですね。
★10/2『悪魔のカタルシス』鯨統一郎 幻冬舎 幻冬舎文庫 02/10
悪魔にこの世を乗っ取られることを、主人公が防ぐ話。
ある意味挑発的な献辞が書いてあったのですが、そういうことかい!
だまされた気がする。
まあ、わたしは悪魔なんて信じてないのでどうでもいいですが。
この本読んで思ったのは、大人世界の汚さ。
◆10/1『忍者KIDS 8 闇の継承』斉藤 栄美 ポプラ社 冒険&ミステリー文庫 05/5
彩葉は実家の戸隠に帰る。
一方学校には最後の敵であろう者がやってくる。
いよいよ大詰め、次最終回。
今回は、善光寺が出てきてちょっとうれしかった。
あと、飯綱山についても。
わたしはこの山に3,4回登ったことがあるんだけど、知らない事柄がぞくぞくと。
忍者の修行場だったの?
しかも、天狗の麦飯なんていう代物まで……。
何のために今まで登山してきたのかわからない。
そんな自分にちょい失望。
★10/1『時の旅人』長野まゆみ 河出書房新社 05/3
『文藝』に掲載された「リュウグウノツカイ」「タマテバコ」「トコシエノタビ」の三編が収録。
タイムスリップモノ。
これが美しい。
感動というんじゃなくて、きれいなのです。
なんでこう普通にタイムスリップを受け入れ、そして出会った者は丁寧に世話を焼くのだろうというか……。
どこか切なかったです。
★10/1『アフターダーク』村上春樹 講談社 04/9
都会にすむ若者の、夜の世界を描いたもの。
村上春樹もラブホテルものを書くんだー、と思いつつ読んだ。
でも、少女漫画によくあるものとか、yoshiさんのあゆの物語とか、そういうどろどろ世界ではなくて、けっこうきれいだった。
描写の言葉もきれいだし。
なんでこんなに語彙が豊富なんだろうというくらいすごかった。
だからこそ、良かったと思える作品なんだと思う。
ふと思ったどうでもいいこと→村上春樹さんもデニーズよく利用するんだろうか。サラダ大好きなんだろうか。
☆10/1『セーラー服にお願い! 1〜2』田中メカ 白泉社 LaLa 05/4〜05/9
神社の鏡を壊しちゃったことでそこの神様代理となった女子高生と、彼女を守る2人の狛犬の話。
けっこうおもしろい。
狛犬の男の子2人とがかっこよいし、後から登場する九尾の男の子や天界の話もいろいろと。