読書記録2005年2月

★一般書 ●ライト・ティーンズノベル ■ヤングアダルト ◆子ども向け ☆まんが

★2/25『ICO  -霧の城-』宮部みゆき 講談社 04/6
「ぼくが君を守る。だから手を離さないで」
 なんてわたし好み。  思っていた以上の出来でしたよ。
 宮部さんがこのゲームにほれ込んだ理由がよくわかりました。
『ブレイブストーリー』よりおもしろかった。
 冒頭からめちゃノリノリになれたので、たった一時間で読み終えられたのだと思う。
 これって、原作のゲームとどれくらい違うんだろ。
 ゲームもやりたくなってきました。

☆2/24『ダブル・フェイス 2』細野不二彦 小学館 ビッグコミックス 03/6
 変身シーンはなくなったけれど(それが妥当)、Dr.WHOOOの頭のよさには感服。

☆2/23『ギャラリーフェイク 28〜29』細野不二彦 小学館 ビッグコミックスピリッツ 03/8〜03/12
 飛行機事故の話は、もうどうなっちゃうかと思いましたよ。
 サラからの連絡を待つフジタ。
“ただの秘書”っていってるけど、やっぱ世界一大切な人なんですよね。
 はらはらどきどきしました。
 今までで一番興奮した作品。

☆2/23『夢幻伝説タカマガハラ番外編 ユメノキヲク』立川恵 エム・ティースタジオ 05/2
 コミックの続き。
 結姫たちの中学校生活を描いています。
 隆臣くんとのやりとりが楽しい。
 ファンにはうれしいオフセット本ですね。

☆2/22『ギャラリーフェイク 30〜31』細野不二彦 小学館 ビックコミックスピリッツ 04/6〜04/11
 初めてこの版型のもの読みました。
 文庫じゃいつ出るかわからないし。
 とりあえず、最新の2巻を。
 新しいものでも、昔の作画とほとんどかわってないし、あいかわらずのフジタとサラがいて安心しました。
 やばい。おもしろい。
 文庫しか買う気なかったけど、ビックコミックスでも集めちゃいそうだ。

☆2/19『ギャラリーフェイク 7〜9』細野不二彦 小学館 小学館文庫 03/3〜03/4
 何度見てもおもしろい。
 この漫画だけで、絵画だけでなく骨董品、宝石、彫刻、ライター、おもちゃなど、いろんな芸術作品に触れられることができる。
 なんて贅沢♪
 この巻のよさは、フジタがサラに告白するシーン(7巻)にありますが、これよりもっとすごいのは9巻の、フジタがメットにいく話。
 絵画鑑賞をし、その時間が“至福”だというその一コマがめちゃくちゃ好き。
 わたしもそうだから。
 たったそれだけのことが大好きなんだよね。
 あと、同じくそのメットのシーンの中の、裏で働く人たちの苦労を描いた部分。
 影で仕事をしている人のすばらしさってのがよく伝わってきた。
 コレ見たら、大金寄付したくなるよ。

☆2/19『ハウルの動く城 4(終)』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ原作 徳間書店 アニメ−ジュコミックス 05/2
 ソフィーの必死な心が好き。
 ハウルの告白シーンが好き。
 早くDVD出ないかなあ。


☆2/16『NATURAL1〜2』成田美名子 白泉社 LaLa 95/10〜96/5
 主人公の女の子の家に居候? することになった外国人の男の子。
 その二人を取り巻く学園生活。
 特別な目的ってのはなくて、普通の学校生活の話。
 だけど、友情関係やそこらへんのエピソードがおもしろい。
 守るもの、守られるものとか。


★2/14『鉱石倶楽部』長野まゆみ 文藝春秋 文春文庫 05/2
 一つ一つの言葉がきれいです。
 鉱石にオリジナルのネーミングをつけてあるのですが、そのセンス抜群です。

☆2/14『よつばと! 1〜2』あずまきよひこ メディアワークス 電撃コミックス 03/8〜04/4
 よつばととお隣さんのやりとりがおもしろい。
 これも心が癒されますねえ。
 よつばとの無邪気な性格が好き。
 新鮮な目でモノを見る大切さというか、そんなのを感じました。

☆2/14『ともだちパズル』おーなり由子 集英社 集英社文庫 98/12
 おーなり由子作品集の2巻。
 ともだちをテーマに集めた短編集です。
 純愛ですね、これは。
「耳をすませば」や「おもいでぽろぽろ」に雰囲気似てます。
 心があたたかくなりました。
 純粋な心に戻れたというか、心が洗われたというか。
 すごいきれい。

☆2/12『ギャラリーフェイクTHE BEST』細野不二彦 小学館 ビックコミックスピリッツ 04/11
 ギャラリーフェイクのベスト版。
 作者のとっておき作品を集めたもの。
 だから、どの話にも感動させられました。
 一番は、なんといってもラストの書き下ろし。
 フジタの若いころを描いてあるのですが、これがめちゃ運命的な出会いっていいますか、
 これほどよいものはない!
ってぐらいにすばらしいです。
 これぞベスト版の最終話を飾る作品。
 最高傑作といっても過言ではありません。

☆2/12『ギャラリーフェイク 10』細野不二彦 小学館 小学館文庫 03/4
 ほかの巻まだ読んでないけど、大体が一話完結だから途中読みでもオッケー。
 これ助かる。
 フジタのビジネスには、毎度感心させられます。
 悪徳商法してるけど、結果的にはいい方に進んでるし。
 オルゴールの話、サラを抱きしめたシーンは最高でした。
“実にもったいねぇが……”
 って時の顔が“どきっ”とする。

☆2/12『ダブル・フェイス 1』細野不二彦 小学館 ビッグコミックス 03/3
『ギャラリーフェイク』描いてる人の別の連載中の作品。
 フェイクと重なる部分はあり(主人公がしてること)。
 表の顔は月影ファイナンスのダメ営業。
 裏の顔は月影ファイナンスのオーナーにして凄腕マジシャン「Dr.WHOOO」。
   このギャップがたまらなくよい。
 どうしてこうマジックの腕が違うんでしょ。
 気品まったく別物だし。
 笑えるのは変身シーン。
 電話ボックスやプリクラを利用するところが現実っぽい。
 どこかスッパマンを思い出します。
 フェイクほどじゃないけど、これもおもしろいです。

☆2/12『アニメがお仕事! 1』石田敦子 少年画報社 ヤングキングコミックス04/8
 昔はよく話していたアニメの話題も、大人になるにつれ、友だちはアニメを恥ずかしいものとして認識していく。
 初めのほうは、そんな寂しい世界が描かれてます。
 ああ、わかる。痛いほどわかる。
 今のわたしの回りは、それ系の学科に所属しているためアニメの話してもぜんぜん問題なし。  でも、高校生の時は敬遠されてました。
 まったくというほど。
 そんな数年前を、思い出してしまいました。

☆2/11『ギャラリーフェイク 6』細野不二彦 小学館 小学館文庫 03/2
 宝石の話、フジタの新たな一面を見られて満足。
 だけど、ラストの時計の話はさらによいね。
 フジタのロレックス組立作業と、マリーアントワネットの時計の件。
 最高傑作だと思いました。

☆2/11『月の男』コジマケン 新風舎 02/8
 森博嗣さんの本、浮遊研究室などのイラストを描いている人の短編マンガ。
 トーンなしの漫画って大好き。
 作家独特の世界があらわれているんだよね。
 おすすめは「氷の世界」。  氷河期さんとの会話がふしぎでした。


☆2/10『タマゴと創造性』J マツオ 幻堂出版 02/2
“二十一世紀最大の奇書劇画本”
 という帯のコピーごとく、かなりの奇書でした。
 いや、訂正。“かなり”をものすごく超えてますね、これは。
 奇怪過ぎるのでコメントできません(読めばわかるけど、ヒジョーに書きにくい)。
 なんかこの本、全国に500部しかないっぽい。
 シリアルナンバー付でした。
 これも奇書要素?

☆2/10『いま、会いにゆきます』市川 拓司, 高田 靖彦 小学館 ビックコミックス 04/10
 コミック化されていたんですね。
 たまたま見かけて知りました。
 原作も映画も知らないのでストーリーの違いはわかりませんが、ベストセラーになった理由がなんとなくわかりました。
 このストーリーなら、ちょっと肉付けして話をふくらませれば、もっと泣ける。
 子どもの母親に対する気遣いがいいんだよね。
 まだ小さいっていうのに母親なくしちゃったんだから、寂しく思うのは自然。

☆2/10『ギャラリーフェイク 3・5』細野不二彦 小学館 小学館文庫 03/1〜03/2
 贋作専門の画廊を経営する悪徳商人、フジタを描いたマンガです。
 画商っていっても扱いは絵画だけに留まらず、陶器や建築、オルゴール、時計など、その他いろいろあり。
 一押しは“ニンベン師”。
 偽物の免許証やパスポート、ラベルなどを作る人のこと。
 今回は偽札作り。
 偽札が出回っている世の中なので、どきどきしながら読んでました。
 偽札作りの過程がすごい。
 よく考えれば当たり前だけど、紙選びからあんなに時間割いているんだ。
 実際警察に捕まってく人たちも、ああやって必死にやってるんだろうね。
 それにしても、フジタはかっこよすぎです。
 小学館漫画賞受賞しただけのおもしろさあり。

●2/9『ネコソギラジカル上 十三階段』西尾維新 講談社 講談社ノベルス 05/2
 初めの登場人物紹介から、顔がにやけてしまいました。
 今までの人も新しい人も、みんな書いてある。
 いかにも“最終章”って感じでわくわく。
 読み終えた感想;過去とのつながりがめちゃくちゃすごい。
 起こる事件も最上級!
 みいこさんVSキノライッチ、友の復活、崩ちゃんがぬいだ話、萌太くんも動いて、メイドさんも動く。
 十三階段の話に、狐さんの過去話、名前の話。
 そして最後の哀川さんの出生の秘密。
 これにはショック。
 狐さんぶんなぐりたくなりました。
 いままでかっこいいと思ってた哀川さんが、悲劇のヒロインのように思えてきた。
 早く続きを〜。

★2/9『ふしぎな図書館』村上春樹 講談社 05/2
 このタイトルを聞いたら、読まずにはいられませんでした。
 だから、発売前から注目してたもの。
 挿絵があるっていうし、値段が高いから絵本かな〜とふんでいたら、まったくの別物。
 高いのは箱付だからかー。
 しかも、表紙ふわっと感、これに凝ってあるからなんだろうね。
 全体のストーリーは、図書館に閉じ込められた男の子がそこから脱出する話。
 途中で出会う声を奪われた(?) 女の子にどこか惹かれてしまいました。

●2/6『めざせマのつく海の果て!』喬林 知 角川書店 角川ビーンズ文庫 04/4
 コンラッドはまだ敵側。
 いったい何考えてるんでしょう。
 しかし、まだおいしいところをとっていくシーンはありますけどね。
 ヨザックは相変わらずの優秀な諜報ぶり。
 最近この人の性格にはまってます。
 一番好きなキャラです。
 さて続編、もう発売中なんだよね。
 早く読まねば。
 

■2/5『ルート225』藤野千夜 新潮社 新潮文庫 04/12
 理論社からヤングアダルトものとして刊行されたものを文庫化したもの。
 中学生の姉弟が、不思議なパラレルワールドに迷い込んでしまう話。
 死んだはずの人が生きていたり、友だちじゃなくなった人が親しげに話しかけてきたり、ジャイアンツの高橋がちょっと太っていたり。
 彼らにとって一番つらいのは、両親に会えないこと。
 その世界に学校があって友達がいても、両親だけはいない。
 かろうじて持ってたテレカで話だけはできるんだけど、度数は5しかない。
 クマノイさん(死んだはずの同級生)とのやりとりが、非常に興味深かったです。
 おもしろかったー。
 でもさ、これ、終わりがハッピーエンドじゃない。
 目次見ると、ラストが“さよなら”ってなっているから、 “ああ、やっぱラストは元の世界に帰るんだ。不思議世界の友だちとのお別れシーンなんだな”
 と、わたしはそれを疑ってませんでした。
 だけどだけど、さよならってそういう意味だったのか……。
 だから“ルート225”ってタイトルなのか……。  この作品、映画化されるようです。
 ちょっと注目。

●2/5『春季限定いちごタルト事件』米澤穂信 東京創元社 創元推理文庫 04/12
 初版がすぐに売れきれた話題の1作。
 表紙が素敵だし、解説の方もライトといっているので、かってにライトノベルに分類。
 恋愛関係にも依存関係にもない高校一年生の男女の物語。
 告白してないのに、二人はいつも一緒で信頼関係にあって、まさにわたしのツボ!
 めちゃ面白っ。
 ミステリだけど、殺人なし。
 日常のちょっとしたことを、主人公の男の子が解決していく系。
 この男の子、小鳩くんがクールでかっこいい。けっしてめだっていないんだけど、いい役してる。
 相手の小山内さんはかわいいし、文句なし。
 ミルクココア事件おもしろかったです。
 なぞの答えは“おいおい……”って感じだったけど、これは狙っていたのかそれともそういう性格だったのか(後者だったっけ?)、いい味してるよ。
 解説は極楽トンボさん。
 びっくりしました。
 彼の言葉をお借りすると、
“読め。いいから読め。”

★2/5『今日も元気に魔法三昧!』ロバート・アスプリン 早川書房 早川文庫 04/12
 マジカルランドシリーズ13(最新刊)。
 短編集です。
 ホントは長編希望だった。
 でも、まだ続編あるし、辞典ついていたし、まあいっか。
 株式会社やめてもスキーブは健在だしね。

☆2/4『Delivery Boy 〜伝説のハウス・キーパー〜 1〜2』立川恵 エム・ティースタジオ 03/10〜04/9
「なかよし」の作家さんの同人誌です。
『怪盗セイントテール』など描いてる人。
 最近漫画誌で活躍してないけど、こういうところで描いているっぽい。
 好きな作家さんの一人なので読みました。
 う〜ん、相変わらず男の顔が似たり寄ったりってことはおいといて、同人誌発表の理由がわかるというか……という感じでした。
 でも、主人公と恋仲になると思われるハウスキーパーの男の子、ちょっと期待してます。  3巻はたぶん一年後。

☆2/4『夢幻伝説タカマガハラ 番外編』立川恵 エム・ティースタジオ 04/3
 これも同人誌。
 コミックのタカマガハラの番外編。
 ネタはヴァレンタインデー。
 タカマガハラ以前はけっこう純粋だったけど、だんだんやおいっぽく……ではありますが、序の口なので問題なし。
 番外編だしね。
 久しぶりに読めたので満足してます。


☆2/4『名探偵夢水清志朗事件ノート 2(前編)』はやみねかおる・えぬえけい 講談社 なかよし 05/2
「なかよし」の別冊付録です。
「魔女の隠れ里」前編。
 今回も大満足にコミック化されてました。
 キョ−ジュの“謎は解けてるよ”っていうシーンが、じれったくもありかっこよくもあり、そこが大好き。

☆2/4『NARUTO 26』岸本斉史 集英社 ジャンプ 05/2
 サスケ奪還編が解決。
 作風が「スラムダンク31巻」ぽくて、かなり好感持ちました。
 画力がすごいある!
 きれい!
 サスケの話はこの巻で終了。
 最後のコマ、シカマルの涙に感動しました。
 めちゃくちゃいいシーンですね。

☆2/4『ONE PIECE 36』尾田栄一郎 集英社 ジャンプ 05/2
 ロビンの裏切り。
 だけど、CP-9って悪者なのか?
 世界を救うために設計書ねらってるんでしょ?
 そこんとこがよくわからない。
 人殺しをする組織だけど、世界政府管轄なんだよね。
 正体明かされた場面、かっこよかったです。
 一瞬でファンになっちゃいました。

★2/4『ヰタ マキニカリス 1』稲垣足穂 河出書房 河出文庫 86/4
 絶版になって手に入らなかった本、ついにゲット♪
 初版じゃないけど、手に入っただけで満足。
 「星を造る人」「星澄む郷」「月光騎手」「セピア色の村」どれも最高です。
 実はこれ、今月9日に筑摩書房から全集として発売されるんだ。
 絶対買う。
 
☆2/4『罪と罰 ツミトバチ』鈴木有布子 新書館 Wings 04/8
 ハガレンの荒川弘先生が推薦なさってるということで読みました。
 借金背負ってる家の人々と、そこに住み着いている座敷わらしの話。
 誘拐のあたりからは、人間の欲ってのがあらわになってて、ちょいこわかった。
 同時収録の「お伽噺、ひとつ」はおすすめ。
 2000年前からきた女の子と、現代の男の子との生活。
 もとの時代に帰れないっていうせつなさが好き。
 
☆2/4『無頼猫』高野宮子 新書館 Wings 99/12
 短編集。
 表題作より、「背中」っていう話がいい。
 人間に、羽が生えちゃう話。
 見える人と見えない人がいるの。
 現代人も、いつかは羽根がはえる日がくるんでしょうか。

☆2/4『光の庭』あとり 硅子 新書館 Wings 97/11
 短編集。
 自分のお兄さんが宇宙人に取り付かれる話はおもしろかった。
 んなのありか? っていう正体だったけど。

 




   











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