★9/30『Separate Ways 君のいる場所』幾米(ジミー) 小学館 01/9
絵本ではあるけど、ソフトカバーでページ数が多い。
大人向けの本。
台湾発。映画化も、金城武主演でされた。
タイトルは、「向左走・向右走」
もう内容そのままです。
男はいつも左に行く習慣があり、女はいつも右に行く習慣がある。
そんな男女は同じマンションの隣同士に住んでいるんだけど、顔をあわせることはない。
一度は会い、電話番号を交換する仲になるんだけど、番号をメモった紙は雨にぬれ、インクがにじんで番号がわからなくなる。
連絡はとれず。
けれど二人は、自分の部屋の壁を一枚はさんだ向こうにいる。
それなのに、お互いそれを知らない。
こんなに近くにいるのに、男はいつも左に行く習慣があり、女はいつも右に行く習慣があり、交わることがない。
運命とはせつないもの。
でも、ほっとさせられるいやし系の絵本です。
★9/30『ほほえむ魚』幾米(ジミー) 早川書房 02/6
これも台湾の絵本。
大人向けです。
主人公の僕が、大事な大事な魚に会い、その後の生活を描いたもの。
これもまたいい話で、生き物たちの共存っていうか、みんながこういう心を持っていれば、どんなに世界はあたたかくなることかっていう感じ。
●9/28『吸血鬼のおしごと 7(完結)』鈴木鈴 メディアワークス 電撃文庫 04/9
ついに完結!
いやあ、いい終わり方でした〜vv
意外なラストだったけど、これが一番キレイな感じがします。
もっともなやり方!
こういうのが好きなんですよ。
読み終わってもよい余韻が残っています。
只今創作意欲が上昇中。
いい本を読んだあとって、自分でもこんなの書いてみたい!
って思うんですよvv
☆9/28『おおきく振りかぶって @A』ひぐちアサ 講談社 アフタヌーン 04/3〜04/8
高校野球モノ。
弱虫でうじうじした主人公の三橋が主人公(ポジション投手)。
一応エースではあるけれど、ほかのマンガとは違い、頼りにならないエース。
中学時代、理事長の孫だからって、実力がないのにヒイキでエースになり(球が遅い)、チームを連敗させてうらまれていたというトラウマを持っている。
普通スポーツ漫画の主人公はめちゃ強かったりするんだけど、これはめちゃ弱くて読んでいてはらはら。
進学先の新しい高校でととあるキャッチャーと出会いバッテリーを組むことで次第に球が変わり始める、そこらへんがいい。
あさのあつこさんの『バッテリー』のような絆の深さではないけれど、信頼度は増していってるし、かなり共感を持つところがある。
★9/28『森博嗣の浮遊研究室B 宇宙編』森博嗣 メディア・ファクトリー ダ・ヴィンチ・ブックス WEBダ・ヴィンチ 04/3
日常の疑問についていろいろと語られている本。
おすもうさんが“どすこい”って実際にいっていることってある? とか、
免許証の写真はなぜ悪人面? など。
各回のはみだしコメントもおもしろかったです。
やはり、森さんの感性ってすごいよ。
☆9/27『恋風@』吉田基已 講談社 イブニング 02/3
実の妹に本当の“恋”をしてしまう兄キの話。
お兄さんの年齢が28で妹が15っていうことから、“きもい”って声をよく聞く。
だけど、わたしはいいと思う。
これがまたリアルで、とてもきれい。
純粋なんだよ、ものすごく……。
☆9/27『こどものおもちゃ@〜C』小花美穂 集英社 りぼん 95/4〜96/7
いじめ問題の話から始まるストーリー。
芸能界モノでもあるけど、主旨は一般の小学校生活でのできごと。
(一般といっても、事件はたくさんあるので普通とはいえないけど)
初めはとっつきにくいが、読むにしたがってストーリーの奥深さを感じてきた。
次第にうつりかわっていく登場人物たちの心に、感動しました。
◆9/27『新シェーラひめのぼうけんC 炎の少女』村山早紀 童心社 フォア文庫 04/9
なんてやさしい話なんだろう。
心が洗われるね。
独りぼっちになってしまった女の子、自分に自信がもてない男の子、どこかへ行ってしまった弟を探しに出る男の子、自分の正体に恐くなり仲間のもとから離れていく不思議な生き物……。
物語の構成がすごくうまいし、描写もきれい。
登場人物たちが感じていること、心の奥底までわかる。読み取れる。
今後気になるのは、チニの正体、ライラとナルダの行方、ジュドルの心の持ち直し方。
ジュドルが持っている悩み、わたしも同じだから自分とどうしても重ねちゃうんだよね。
悩んでいるジュドルに対してシェーラさんがいった一発。
あれはわたしにもききました。
◆9/26『そして五人がいなくなる』はやみねかおる 講談社 青い鳥文庫 94/2
「なかよし」の9、10月号での漫画化で、急に原作を読みたくなりました。
二回目です。
コミックの後これを読んでみると、本当によく漫画化されているなあって感心しました。
ほとんどいっしょなのですよ。
“みんなが幸せになれるように”
夢水さん、最高です。
◆9/25『パスワード地下鉄ゲーム』松原秀行 講談社 青い鳥文庫 03/9
数ヶ月前に新刊が出たのに、やっとその1コ前の巻を読むことができました。
パズルもおもしろいけど、気になったのはやはりまこととみずきの関係。
当然です。
途中から出てきたねーちゃんのおかげで意外と進展? とわくわくしていたのですが、そううまくはいきませんね。
告白なんて簡単にできるもんじゃありません。
じれったくもあるけど、こうやって時間を重ねていくのがいいのです。
☆9/25『フィラメント 〜漆原友紀作品集〜』漆原友紀 講談社 アフタヌーン 04/9
お気に入りは最初のもの。
自殺で有名なあの樹海の近くでのことを参考にしたそうですが、なんともミステリアスな感じ。
不思議な空気が流れている。
悲しくもあるけど、心に響く。
全員を救おうなんて思っちゃいけないってとこが好き。
キリがないけどさ、救いたいっていうのが人間じゃん。
だけど、よく考えたら本当にキリがないんだよね。
どうすれば人は幸せになれるんだろう。
なんで“自殺”っていう行為があるんだろう。
★9/23『冷たい密室と博士たち』森博嗣 講談社 講談社ノベルス 96/7
犀川&萌絵シリーズの二冊目。
実はこれ、読むのは二度目。
一度目はむずかしくてリタイヤした。
今度はすらすら読めました。
森さんを少しずつ理解できてきたからかな?
試験は、やさしいものを作っておちこぼれをみつけるんじゃなくて、むずかしいのを出して天才をみつけるものだ、っていうこの言葉(冒頭あたり)が、ちょっとかっこよかったです。
★9/21『キッチン』吉本ばなな 福武書店 88/1
森絵都さんのインタビュー記事の中(Web本の雑誌)に、この本が挙がっていたことから読んでみた。
名作といわれているのは昔から知っていたし、読まなくちゃいけないとも思っていたから。
ベストセラー本はなんとなく避ける傾向があったけど、やっぱ読むとおもしろい。
こんなにおもしろいとは思わなかった。
不思議な家族構成が魅力だった。
●9/20『とくまでやる』清涼院流水 徳間書店 徳間デュアル文庫 04/8
この人は新しいことが好きな人なんだなあと、改めて思う。
タイトルや中身の構成、ストーリー、主人公の名前、とにかくいろいろと。
タイトルは“解くまでやる”“徳間でやる”。
主人公の名は“出有特馬”。
ストーリーは見開き2ページで、一章が完結する形になっている。
その短さでその日一日をあらわしているし。
さらにほぼ一日ごとに人が自殺していくという奇妙な事件。
なんか気になりません?
☆9/17『夏藤さんちは今日もお天気』わかつきめぐみ 講談社 KCDX 93/2
家族についてあつかったもの。
新しいお母さんを受け入れる、入れない、そんな感じ。
だけど、ほのぼの系だから話がとてもあたたかい。
☆9/17『ブレイブストーリーC』宮部みゆき・小野洋一郎 新潮社 コミックバンチ 04/9
前半はダークな感じ。
後半は新キャラミーナの影響で少しやわらぐんだけど、やっぱり悲しい話ですね。
●9/17『キャットウォーク事件簿@』新田一実 小学館 パレット文庫 04/7
あらすじがおもしろかったので買った本。
猫や犬の言葉を理解できるようになった男の子が出てくるので。
けっこう自然でいい。
動物と人間が普通に会話しているしね、猫と犬との会話もおもしろいんです。
●9/16『にゃんこ亭のレシピ』椹野道流 講談社 ホワイトハート 04/9
東京に住むゴータの元に届けられた、祖母がなくなったとの手紙。
それがきっかけで銀杏村に住むことになる。
そこで開くのが“にゃんこ亭”(料理店。種類は少ない)。
ほんとはもっと複雑なんだけど、村人は老人が多いものだから親しみやすい名になっちゃったってわけ。
第二章の新キャラ登場部分から、かなりツボをつかれました。
新キャラ君のサトルはパティシエ希望でにゃんこ亭で働くことになるんだけど、ゴータとのコンビがいい。
サトルの料理センスが最高なんだよね。
彼は心情も強くて、そこもいい。
“材料はけちるな”ってあたり、そこらへんもよし。
“客は素人だから質を落としても気づかない。だから材料費落としちゃえ。そういうやつは嫌い”。
こんな感じのセリフがあるのですが、“いいこというな〜”っていう感じなんですよ。
そうそう、これはほんのり妖怪ものです。
第三章では、“にゃんこ亭”でおきつね様の子どもを預かることになる。
第二巻が楽しみ。
☆9/15『もっけ @A』熊倉隆敏 講談社 アフタヌーン 02/6〜03/3
妖怪の姿を見ることができる姉と、妖怪に取り付かれやすい妹(姿を見ることはできない)の話。
妖怪話ではあるけれど、話はすごいリアル。
めっちゃ現実的でおもしろすぎ。
“現実”に感じる点は、妖怪が出てきても“あ、そう。また出たんだ”ってな感じの、ほのぼのとした風景だからなのかな。
“見える”からって、何か特別な存在じゃなくて、それも普通の人として描かれているとこが魅力なんです。
出てくる妖怪には悪いやつはいなくて、安心して読めるのもいいとこ。
悪さをするからやっつける系っていうのは、ありきたりじゃん。
こんな世界に住みたいです。
☆9/15『のだめカンタービレ GHI』二ノ宮知子 講談社 KISS 04/3〜04/9
笑えるクラシック音楽系の物語。
のだめ、ついに留学。
しかも先輩と(公認になったシーン、最高に幸せvv)。
まったくだめな言語問題、これには笑えました。
レストランのシーンや、お勉強のとことかね。
こんなに楽しい彼女がいたらいいなあ。
……と、これはほとんど10巻の内容。
その前の巻は、のだめのコンクールのことや、先輩の留学の話。
好きなことをプロとしてやるか、それとも自由に楽しくやるかっていうところは、自分にもあてはまるところで共感するとこが多かったです。
とにかく、このマンガはおもしろいし、読み終わったあとは心があたたかくなる。
なんか、すごい幸せです。
☆9/14『きんぎんすなご――金銀砂子――』わかつきめぐみ 講談社 KCDX 98/1
これといったものがなく、困っている高校二年生の女の子の話。
進路のことが嫌で、昔家庭教師をしてくれていた青年のもとへ行く。
旅先で会う人と生活していくにつれ、心に変化が表れていくのです。
ちょこっとだけ、自分の進路選びをしている時期を思い出しました。
何もやりたいことがないって、本当にどうしていいかわからないから、自分と主人公の女の子が重なってしまったんです。
しかし、こんないい出会いがあればなあ。
■9/13『NO.6 #2』あさのあつこ 講談社 YA! 04/2
ネズミと紫苑のコンビがたまらなくよいです。
あくまでもヤングアダルトだから境界線を越えていないのですが、ぎりぎり路線を走っている感じ。
この二人のやりとりが最高です。
☆9/12『ご近所の博物誌』わかつきめぐみ 白泉社 LaLa 93/11
両親と死別して村長に引き取られた三稜(みくり)君という男の子とその村に移り住んだ博物学者のニ羽(にう)さんとのお話。
カラスノエンドウや雀の鉄砲などのなつかしい草花に出会えたりします。
どこかなつかしい感じ。
作者さんの植物に対する愛情ってのも感じ取ることができます。
貧乏蔓に家を占領されてものほほんとしている二羽さんとかね。
貧乏蔓って森の中じゃ天敵ですが、だからって刈ってしまうのもなあ……(実家の近くで問題になっている)。
☆9/14『言の葉遊学』わかつきめぐみ 白泉社 JETSコミック 99/12
作者が広辞苑をもとにし、さまざまな言葉の別称を解説した本。
日本語や日本文化、和に興味がある人にオススメ。
言葉遊びが好きな人にもいいんじゃないかな。
例えば季節関係で、月の話をしましょう。
月の別名は、天の印、金鏡、しまぼし、水鏡、玉輪、氷輪、水精……などなど。
ほかにもいっぱい紹介されています。
マンガなので解説がわかりやすい。
なんてすてきな本なんだろう。
言葉の宝箱っていう感じです。
☆9/13『回転銀河@A』海野つなみ 講談社 KISS 03/8〜04/3
高校生たちの恋愛を描いたオムニバス。
各話の主人公は、同級生としてつながっています。
さまざまな恋愛関係がでてきます。
第1話は姉と弟(つまり近親相姦)。
もちろん男女の関係もありますが(これが一番多い)、男×男や女×女もあり。
中身はぜんぜんはずかしくない。
ごく自然な日常生活っていう感じ。
そこがこのマンガの魅力でもある。
さわやか〜。
☆9/13『ローズ・ガーデン』わかつきめぐみ 講談社 KCDX 00/2
仲良し三人組の女の子、それぞれに視点をあてて描く恋愛模様。
読んだあとはほんわか。
最近の少女漫画とはちがう、一昔前の恋愛マンガっていう感覚がする。
だって、りぼんとかなかよしでも、感情があらわれすぎているし……。
わかつきさんの作品はどれも静かでなつかしいんだよね。
☆9/12『黄昏時鼎談』わかつきめぐみ 白泉社 JETSコミック 92/3
百物語ってわけじゃないけど、不思議な話を神様(?) が順番に語っていく話。一話1話は非常に短い。
お気に入りは、「罰そうじを言いつけられた女の子の話」
階段の踊り場にある鏡を拭いていると、その中に住んでいた金魚が顔を出すんです。
その名も鏡魚。
会いたいな〜。
●9/12『そして彼女は神になる』松原真琴 集英社 JUMP JBOOK 04/5
ヒカ碁やデスノートを描いている小畑健さんがイラストを担当されている作品。
幽霊と交信できる女の子が主人公。
東大生の幽霊を憑依して宿題をやらせるなど、おいしいことやってます。
話の道筋としてはまあまあというのが感想です。
★9/11『議論の余地しかない』森博嗣 PHP 02/12
森さんの言葉集の第二弾。
はっとさせられることが多かったです。
まさに名言!
☆9/11『So what? C(完結)』わかつきめぐみ 白泉社 白泉社文庫
お隣さんの秘密がばれちゃったりするのに、けっこう平和に解決するところがこのおはなしの魅力。
本当に過剰表現がない。感情移入していないっていうか、何が起こっても、“あ、そう”っていう感じです。
そこがこのマンガの魅力♪
ラストはライムとの別れ。
すっごいよかった。
●9/10『アリスのお気に入り』ココロ直 集英社 コバルト文庫 03/12
タイトルから想像がつくように、『不思議の国のアリス』にちなんだ名前がいっぱいでてきます。
連作短編のような感じ。
この本の中では第一話の鏡の話がお気に入りです。
鏡っていうのは、白雪姫に出てきた魔法の鏡。
それをもとにした不思議な鏡が出てくるのですが、なんだか神秘的でした。
☆9/9『プラネテス@』幸村誠 講談社 モーニング 01/1
アニメを見て、マンガを読みました。
アニメって、原作とかなりちがうんですね。
ここまで異なっているとは思いませんでした。
田辺さんでてこないし、ハチマキの髪白いし(3話からベタになる)、ハチマキはハチマキしてないし、第2話にしてもう「地球外少女」だし。
悪いっていうわけではないけど、なんか展開が早すぎという印象を受けました。
(もちろん、ストーリーはおもしろいです)
☆9/8『So what? @〜B』わかつきめぐみ 白泉社 白泉社文庫 97/6〜97/9
祖父がタイムマシン作りに失敗してしまったことから次元がゆがみ、耳がとんがっている異国の少女が現れ、その子との生活が始まる。
幽霊や異世界の生き物が登場するのにもかかわらず、“何の不思議もないじゃない”という雰囲気で、それがあたりまえじゃないのにあたりまえっていう感じのマンガ。
不思議世界が現実世界に自然と溶け込むっていうところが好き。
イラストもふわふわした感じでよい印象。
昔のマンガといえど、あなどれません。
◆9/8『air』名木田恵子 星の金社 03/2
『キャンディキャンディ』や、『赤い実はじけた』の作者さん。
名門女子高に通う主人公絵亜(エア)が家出をし、家出人だけが集まったマンションに住み、そこでいろんな人間関係が生まれる。
今を生きる若者っていう感じ。
クスリとか、援助交際とか、プチ家出っていうのもキーワード。
いろいろ考えさせられる作品でした。
★9/7『四季 冬』森博嗣 講談社 講談社ノベルス 04/3
『四季』、完結。
なんだかとても哲学的な感じがしました。
四季さんづくしなところがとってもホクホクでおいしかったです。
あとで『森博嗣本』の解説も読んでみました。
四季さんが登場するほかの書籍を読むとおもしろさ倍増だとか。
(何度もいうが、わたしは『すべてがFになる』しか読んだことがない)
ほかの本にも挑戦してみようっと。
……の前に、『四季 秋』も読まなくては。
☆9/6『西洋骨董洋菓子店 全4巻』よしながふみ 新書館 ウイングス 00/6〜02/9
フジテレビ月9ドラマの原作本。
BL系のジャンルに分類されるけど、そんなにそっち系にはいっていないです。
この人の描く人間像はどの方も奥が深くておもしろい。
みんなそれぞれいろんな過去を持っている。
ドラマでも見てみたいなあ。
●9/6『四国一周殺人おにごっこ幽霊事件』風見潤 講談社 ティーンズハート04/9
少なくなりつつティーンズハートで、生き残り続けているシリーズ。
今回はいつもとは違う感じでストーリーが進んでいました。
三人組の部分が少なくてちょっと残念だった気が……。
内容も難しかったかな。
★9/4『四季 夏』森博嗣 講談社 講談社ノベルス 03/11
四季シリーズの第2弾。
『すべてがFになる』に出てきた真賀田四季の13歳の話。
子どもだけどアメリカにいっちゃうくらい天才だし、いうことは大人っぽいし、わたしにとっては憧れの存在。
そんな彼女は自分の両親を殺す。
Fになるで語られなかったその真実が明かされました。
四季さん、一般人をかなり超えています。
どうしてそういう行動おこせるのかなあ。
これ以上はいいませんが、森ミステリっていう感じでしたvv
ものごとにはいろいろな考え方があるっていうか……。
楽しかったです。
さて、次は『秋』……といいたいところですが、『冬』を読む予定。
ちょうど『秋』だけなかったんだよ(泣)
★9/4『五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し』 霧舎巧 講談社 講談社ノベルス 02/8
霧舎学園シリーズの第二弾。
今回はアリバイもの。
久しぶりに金田一少年の事件簿的な推理小説読みました。
金田一がライバルってだけあって雰囲気が似ています。
話も読みやすいし、謎も推理しやすい構成。
事件の真相が明らかになっていくにつれ、“ああ、この感覚が推理小説の楽しいのところなんだよな”と、本日付の日記に“推理小説は嫌い”みたいなことを書きつつも、思ってしまった感想です。
数学の問題を解くみたいな感じ?
難しい問題が解けると楽しいじゃん。
そんな感じ。
◆9/3『ルチアさん』高楼方子 フレーベル館 03/4
たそがれ屋敷にルチアさんというお手伝いさん。
8歳のスゥと7歳のルゥルゥはある日、このルチアさんが光っているのを目撃してしまう。
ルチアさんはどうして光っているの?
気になって気になって読んだ作品。
いろいろといい想いがこもっていてあたたかくなった。
☆9/3『BLEACHM』久保帯人 集英社 少年ジャンプ 04/9
ついに出ました最新刊。
表紙は花太郎。
まさかトップを飾るとは思いもしませんでした。
さて、今回はなんといっても一護の再登場でしょう。
久しぶりです。
ルキアのと再会シーンは最高です。
それに朽木隊長、浮竹さん、夜一さん、雨竜……、それぞれの想い。
細かく感想いえないけど、とにかくいいです。
☆9/3『超心理現象能力者ナナキ@』冴凪亮 白泉社 花とゆめ 04/4
交通事故にあったことから超能力に目覚めた男の子が主人公。
それから超能力組織の人たちと知り合って……。
よくありがちな設定からのスタート。
おもしろいけれど、まあまあってところかな。
★9/2『ファイアースターマンダイアリーA』D[di:] ウフ.9月号 マガジンハウス 04/8
書店で無料配布されているリトルマガジンの中の連載小説。
主人公の女の子が、ネットで他人と交換日記の返事を書く仕事をする話。
毎回いろんな人が登場する。
今回はゴスロリ少女がゲスト。
いろんな話を聞かせてくれる(悩みとか)。
そんで現実世界で主人公はいろいろ考えたり。
短いのにけっこう奥が深い。
ネットでプライベートを語ることについて、いろいろ教えてもらったりもする。
現実的にも“うん、うん”ってうなずけるところが多い。
☆9/2『そして五人がいなくなる』原作 はやみねかおる 画:えぬえけい 講談社 なかよし10月号別冊付録 04/9
名探偵夢水清志朗シリーズの第一話のマンガ。
原作読んでたけど、トリック忘れていて、最後まで思い出せませんでした。
夢水さん、かっこよすぎ〜vv
前編で“みんなが幸せになるようにする”っていってたのは本当だったのね〜。
犯人がわかったっていうのにぜんぜん口を割らないし、じれったいなあって思うところが多く、原作をありのままに表現しているなあって思った。
中間あたりにある、夢水さんのセリフ、“まわりがどう思おうが、ぼくが名探偵だっていうことに派かわりはないんだよ”っていうの、すごくぐっときちゃいました。
人のことは気にするな。自分は自分。って感じで。
そしてラスト、伯爵の正体をいいあてるシーンのかっこよさといったら!
何回読んでも読みあきません! (発売日の今日、もう4回くらい読んだ)
さてさて、来年春には2巻が発売されるらしいです。
楽しみ〜♪
■9/1『ヒーラーズ*キープ 上 守りたいもの』ヴィクトリア・ハンリー あかね書房 04/3
表紙のきれいさで手に取った本。
上巻だと読んでいたのに、最初のページには“これまでも物語”なんていうのがありびっくり。
何かの続編らしい。
じゃあ読むのはやめようと思ったけれど、前のお話が『水晶玉と伝説の剣』(徳間書店)だと知り、うれしくなっちゃいました。
『水晶玉と伝説の剣』は、わたしが超興奮して感動しまくった本で、かなり思いいれのある本。
その続編があるとは(主人公は、前回のお話の主人公の子ども)。
読んでみると、これもわくわくする内容。
前ほどじゃないけどいい感じ。
奴隷や魔力が存在する不思議な世界の物語。
主人公は奴隷ミーヴと王女サラ。
二人は世界の平和のために「影の世界」と戦う。
前回と同様に視点がどんどん変わっているので、ちゃんと読み進めていかないとわけわからなくなるけど、これはこれで話がぐっとおもしろくなるんだよね。