読書記録2004年5月

★一般書 ●ライト・ティーンズノベル ■ヤングアダルト ◆子ども向け ☆まんが

★5/27『リアルワールド』桐野夏生 集英社 03/2
 頭いい高校生が母親を殺し、警察から逃げている話を、少年のマンションのとなりの部屋に住む女子高生や、その友だちの視点から描いてあるもの。
 別に主人公の女子高生“ニンナ”は罪を犯した“ミミズ”と特別仲がよいわけではない。だけど、自分の携帯を拾われたことから深くかかわってしまう。
 そしてメモリに入っている友だちにもその被害は及んでいく。
 警察から逃げる心境とか、犯罪者の気持ちとか、心に響くところはいっぱいあります。
 人を殺したいと思ったことのある未成年にお勧めの本。
 一気に読めました。

☆5/25『ブレイブ・ストーリー 〜新説〜 @A』宮部みゆき・小野洋一郎 新潮社 コミックバンチ 04/4
 夢落ち的なことが続いたので、どれが現実なのかわからなかったけど、話がつながってからはどっぷり浸ってしまいました。
 直訳すると「勇者の物語」。
 異世界にてトップの座を勝ち取れば、自分の願いが叶うというもの。
 ただし願いを叶えられるのは一人だけだから、みんなが敵。
 主人公三谷と、転校生芦沢。
 主にこの二人の戦いです。
”叶えたい願い”っていうのもすごくはっきりしていて、必死さが伝わってくる。
 あとから主人公が片思いしている女の子も戦いに参戦するんだけど、3人には”家庭を取り戻す”っていう共通の動機があるんです。
 家族を亡くしたり、父親が不倫相手の女性のところへ行っちゃって戻ってこなくなったり、借金抱えてやばくなったり。
 どん底に落ちた三人だから、どの子も願いを叶えてあげたい。
 だけど、枠は一人。
 そこが痛々しいんだよね。
「金色のガッシュ!!」だったら、王様になれるのは一人だけだけど、誰か責任をたくせる人になってもらえればよいわけで、自分がどうしてもならなくちゃ世界が崩壊する危機には至らない。
 なんとなくストーリーは似てるけど、ガッシュの方がぬるい気がした。
 第二手段があるからね。
 続きが楽しみです。

☆5/24『しゃにむにGO FG』羅川真里茂 白泉社 花とゆめ 01/1〜01/5
 新しいコーチがきて、少しずつ何かが変わっていくテニス部。
 そしてマネージャーをやめるヒナコさん。
 大学生との試合……
 どれもこれも青春だなあというよい内容。
 先生が一番好き。
 あと、留宇衣くん、がんばれ〜って感じかな。
 伊出くんの成長っぷりはすごいです。負けるな〜

☆5/23『デス・ノート@』大塚つぐみ・小畑健 集英社 少年ジャンプ 04/4
 『ヒカルの碁』を描いていた人がまた作画を担当しています。
 今度はホラーもの。
 デスノートに人の名前を書くことで人を殺せるというのが設定で、主人公の夜神はどんどん人を殺していく。
 それがなんだかこわかったです。
 だって、いくら対象が犯罪者だからって、殺しはいけないでしょう。
 とはいっても、けっこう世界観は好きだったりする。
 バスジャックの話は本当に不思議だった。

◆5/20『ミカ×ミカ』伊藤たかみ 理論社 03/2
 『ミカ!』の続編。
 双子の男の子と女の子の日々の生活を描いたもの。
 弟がおとこ女の姉ちゃんを見る視点でかかれています。  これがおもしろいんです。
 第二弾は、おとこっぽい姉ちゃんが恋をするはなし。
 けっこうはっとさせられる出来事がかいてあります。
 飼っているインコがしゃべれるっていう非現実的なことも込みですが、それはそれでよいものです。

◆5/16『バザールでござーるのバナナ裁判』佐藤雅彦 マドラ出版 95/9
 「自分の罪を本当に裁けるのはじぶんしかいない」という引用文が心にしみた。

☆5/16『星の速さで駆けて行く』谷川史子 集英社 クッキー 04/5
 全部で3つの作品が入った短編集。
 好きな話は一番初めの。
 なんだかあの男の子が本当に分身のように思えてきた。

☆5/16『キノの本』佐藤雅彦 マドラ出版 99/3
 佐藤さんの初映画の絵コンテ(というかマンガ原作)。
 ビデオとセットなんだけど、こちらは再生機がないので見られませんでした(泣)。  どれもこれもおもしろい。おもしろいっていうのは、笑えるっていうおもしろさではなく、頭の使い方がうまいなあというおもしろさです。  バス停のオセロもホテルのスイッチの話も自分に同じような経験があり、“ああ、そうなんだよね”と納得。
 
★5/15『四季 春』 森博嗣 講談社 講談社ノベルス 03/9
 新しいシリーズ始まったなあと思っていましたが、これは「すべてがFになる」の真賀田教授の幼きころの話じゃないですか。
 5歳にして天才。その頭の中が知りたいです。頭よすぎ。
 とっつきにくい性格なんだけど、少しあこがれを抱いてしまいました。
 あと、この本は少し特殊。
 初め、主人公がどういう人なのかわからなかったからです。
 語り部の“僕”って誰? 何者?
 という感じで、なんかふつうの人間ではないような記述もされていたので“???”な存在でした。
   とまあ、かなりの好印象だったわけですが、実は内容は難しくて理解するのに少し時間がかかってしまいました。
 理系の作家さんですからこれがふつうなんでしょうが。

●5/15『三人目の暗殺者』 本沢みなみ 集英社 コバルト文庫 00/3
 東京Angelシリーズ第12巻。
 暗殺のターゲットが一足遅く、何者かに殺されてしまった尚也。
 自分の手を汚さずにすんだのだが、自分の正体が転校生にばれてしまう。
 一連の事件経過はおもしろかったけど、ラストの解決方法がちょっと……。
 特殊能力で記憶操作しておしまいっていうやり方がいや。

●5/14『レッド・シャドウ 本沢みなみ 集英社 コバルト文庫 99/11
 東京Angelシリーズの11巻。
 暗殺者の肩書きを持つ主人公が、“仕事”をほかの男に邪魔される話。
 “組織”に反発するものと始めて接触し、組織を辞めたいと思っている気持ちが少しだけ浮いてくる。
 たしに、反発グループはいてもおかしくない。
 むしろわたしはこの反対グループに入ってしまうかも。

●5/14『真皓き残響』桑原水菜 集英社 新書 99/3
 炎の蜃気楼の邂逅編第一巻。
 直江と景虎の出会い。
 他の人の体を借り、魂だけ生きることについてとか。
 たとえ罪人の体を盗んだとしても、犯罪だよなあと思いつつ、現実にはありえない。
 と割り切ってみたり……。

☆5/14『おまけも小林クンL』森生まさみ 白泉社 花とゆめ 04/5
 新刊です。
 今回も、小林クンたちかわいかったvv
 吹雪ちゃんと健吾くんの遊園地デート、最高におもしろかったです。
 あ〜、いいなあ。こういう関係って。
 ほれぼれです♪

●5/13『マリアの十字架』 本沢みなみ 集英社 コバルト文庫 98/2
 東京Angelシリーズ第6巻。
 今回は“仕事”ではなく、ちまたでうわさの“マリア・コール”の事件を解決すること。
 まあ結局は“組織”にかかわりがあったわけですけど。
 全体的にはまあまあです。
 どことなく現実離れしすぎというか……という感じだったから。

☆5/11『フラワーオブライフ@』よしながふみ 新書館 ウィング 04/5
 思っていた以上に笑えました。会話がリアル。
 マンガ、同人、萌え好きにお勧めの本。
 漫研に所属する高校生の男の子が主人公。
 友だち同士の会話がいい!
 かわいい女の子を描くシーンとか、どういう絵が描ける? という話とか、マニアックな部分一部あり。
 オタクとまではいかないと思うけど、コミケを知っている人が読むとさらにおもしろいです。
 あ、でも、最後のほうはけっこうシリアス。
 主人公は骨髄移植を受けて生きることができた男の子だから。
   そこらへんの会話もGooooood!
 
●5/10『千億の夜をこえて 炎の蜃気楼40(完結)』桑原水菜 集英社 コバルト文庫 04/5
 ミラージュ本編最終巻です。
 14年で完結。長かった。
 ……とはいっても、わたしがこれを知ったのは1年前だからぜんぜん長いっていう感じはしていません。
 あっという間です。
 最後、結局高耶さんはああなるのね……。
 今回はコメント控えます。

●5/10『アイスドールは微笑まない』本沢みなみ 集英社 コバルト文庫 04/2
 東京Angelシリーズ第22弾。
 クリスマス編。
 つながっていないかに見えた二つの事件。
 最後には意外な結末が待っていました。
 わたしには予想できなかったです。
 組織ってすごいです。

●5/9『ナイフと太陽』本沢みなみ 集英社 コバルト文庫 02/5
 東京Angelシリーズ第17弾。
 少年少女らで結成された、なぞ多き「組織」の暗殺セクションに所属する高校生の話。
 はっきりいって、これはシリーズの中での超々傑作です!  めちゃめちゃおもしろい。
 こんなに興奮したのは久しぶりです!
 うわ〜。すばらしすぎるよ〜。

●5/8『首つりツリーのなぞ』あさのあつこ 学習研究社 エンタティーン倶楽部04/2
 あさのあつこさんのミステリです(ホラーかと思ったらちがった)。
 桜の木で自殺したといわれている人の話。
 真実を子どもたちが解くという感じかな。
 バッテリーもそうだけど、あいかわらず方言があたたかいです。
 ここがあさのさんのいいところなんだよなあ。

●5/8『若おかみは小学生』令丈ヒロ子 講談社 青い鳥文庫 03/4
 小学生の女の子が温泉旅館へ引っ越して、そこでの生活を描いたもの。
 青春モノだと思ったら、幽霊が出てくるモノでした。
 基本は“旅館でがんばる少女”ですけどね。
 主人公が引っ越した先の旅館に幽霊が住み着いていて、その子の姿をみられるのは主人公だけ。
 あ、でも別にこの本の内容は、その幽霊を成仏させるとかではありません。
 ただのパートナーやお友達みたいな感じ。
 おもしろいです。
 いろいろな絆の話。

●5/8『リミット・ステージ』本沢みなみ 集英社 コバルト文庫 03/6
 東京Angelシリーズの20巻。
 これはリミット・ステージの前編。実は後編はもう読了しています。
 前編と後編に分かれていることを知らずに読んでしまったのです。
 だからだいたい内容は知り尽くしていました。
 だけど、北海道へ行くことになったことのやりとりとか、砂田萌とのこととか、楽しかったです。

☆5/5『しゃにむにGO DE』羅川真里茂 白泉社 花とゆめ 00/6〜00/10
 留宇衣がインターハイへ行くまでの話と、新しいコーチが来る話。
 全巻にもましておもしろかったです。
 留宇衣が本気を出していくところが特に。
 同じテニスもののテニプリよりよかったです。

☆5/4『イノセンス 全4巻』押井守監督 徳間書店 アニメージュコミックススペシャル 04/2〜04/5
 4月30日でフィルムコミックが全部発売されたのでまとめ読み。
 3回くらい読みました。
 人間と人形が入り混じっていて、少し頭が混乱してました。  動きと音がほしかったです。
 これがわかれば一味もふた味も違うと思うんだけど。
 人間と人形。二つの境界線って、どこなんだろう。

☆5/3『NARUTO−ナルト− 22巻』岸本斉史 集英社 少年ジャンプ 04/5
 サスケを取り戻すための話。
 チョウジが勝ち、次はネジが敵に挑む。
 その中でナルトとのやりとりを回想しているところ、大好きです。
 オリキャラの結果発表も始まりました。
 大賞作品、すごいいいですね〜。

☆5/2『風の又三郎』ますむらひろし 扶桑社 扶桑社文庫 95/5
 宮沢賢治原作の本の漫画家。
 『十力の金剛石』と『雪渡り』も収録。
 又三郎のあらすじは知っていましたが、正直どれも初めて読む作品でした。
 どれもいい話。
 雪渡りはふぁんたじー♪












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