読書記録2004年2月

●2/28『運命は剣を差し出す@』駒崎優 中央公論新社 04/1
 図書館の新刊本で目に付いたので読んでみました。
 この作家さんについては何にも知りません。
 思った以上におもしろかったです。
 まさかここまで深く読めるとは思いませんでした。
 シリーズものらしいので、次も楽しみ。
 ファンもふえそうな予感。

☆2/28『ねっとのおやつ』佐藤雅彦 マガジンハウス 02/7 
 だんご三兄弟、ポリンキー、IQで知られる方が描いたもの。
 ネットで配信されたアニメーションの漫画版。
 どれも短いネタなのですが、笑えます。
 そして、いろいろと感心させられたり納得してしまう。
 ユーモアがたっくさん詰まっています。

☆2/28『イバラード物語』井上直久 青新社 95/7 
 ジブリ映画『耳をすませば』の背景で有名な方の本。こちらは画集ではなく、漫画です。
 絵の中の世界に入れます。
 めげ像の意味とか、けっこう深いところまで知れてよかったです。
 二重惑星の漫画もほしかったなあ。

★2/28『ルパンにも盗めなかったもの101』田中章義 飛鳥新社 92/5
 “盗まれた人の気持ち”など、そんなものの大特集。  101個かかれています。
 その一つ一つが面白い。
 そんなの盗めるわけないだろー、と突っ込みたくなるものばかりですが、そこがなんともいえないのです。

★2/27『魔法使いになる14の方法』ダイアナ・ウィン・ジョーンズほか 東京創元社 創元推理文庫 03/9 
 魔法使いが出てくるお話の短編集です。
 個人的には、お話よりも、その前のちょっとした前書きのようなものが気に入りました。

★2/26『猫森集会』谷山浩子 サンリオ 88/12
 この方の本は、どれを読んでみても面白いです。
 あとがきにもありましたが、“でたらめなお話”っていうのが好きなんです。
 そこがいいんです。
 80年代でも、かなり新鮮です。

★2/25『魔法探偵社よ、永遠に』ロバート・アスプリン 早川書房 ハヤカワFT文庫 04/2
 マジカルランドシリーズの第12弾。
 前回の本編の後編にあたるもの。
 スキーブの語りが少なかったのが残念でした。
 ラスト、まさかそういう方向へ行くとは思わなかったなあ。
 次回作、楽しみです。

●2/24『チェックメイト(前編・後編)』ブラックキャットW(完結) 新井素子 集英社 コバルト文庫 04/1
 ブラックキャットシリーズの完結編。
 まってました! という感じです。
 かなり期間があきましたからね。

■2/22『魔法使いハウルと火の悪魔』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 徳間書店 97/5
 再び読み返しました。
 スタジオジブリが映画化するっていう話題作です。
 はやくキャラクター設定がみたいなあ。

★2/22『つむじ風の食堂』吉田 篤弘 筑摩書房 02/12
 ほんわかというか、こんな感じ、好きです。

★2/20『タイムスリップ明治維新』鯨統一郎 講談社 講談社ノベルス 03/7
 森鴎外に続く、タイムスリップもの。続編です(鴎外は出てきません)。
 主人公は、鴎外を助けた麓うらら。
 今度はうららが明治維新前にタイムスリップ。
 桂小五郎、坂本竜馬、新撰組など、数々の時代の人と会っていきます。
 現代へ帰る方法は、明治維新を妨害する未来人と対決しながら、明治維新を起こすこと。
 歴史の修正です。
 
 “未来人(25世紀)の男性には植物の名前をつけるのがはやっている”っているらしいです。
 本当にそうだったらおもしろいなあ。
 好きなキャラは薔薇之助です。かっこいい〜。

 そういえば、これ最近ラジオドラマ化されました。
 原作を読んだのは、ラジオドラマを聴いて興味を持ったからです。
 ラストがかなり変わっていました。
 個人的には、薔薇之助と再会するラジオドラマのラストのほうが好きです。
 だって原作では、うららが現代に帰ってきてそれで終わっちゃうんだもん。

★2/20『タイムスリップ森鴎外』鯨統一郎 講談社 講談社ノベルス 02/3
 森鴎外が2002年にタイムスリップしてきてしまう話。
 大正時代の鴎外さんが、現代でマクドナルドやワープロ、終わりにはHP作成までマスターしてしまうところが笑えました。
 頭よすぎです。
 物語の展開としては、鴎外が大正時代に帰る方法を探すのと、自分の命をねらう犯人を探すこと。
 ここでかなり明治〜平成文学の作家の名や作品名がでてきます。夏目漱石から赤川次郎に宮部みゆきなどなど。鴎外が平成文学を批評するシーンもおもしろいです。
 タイムスリップものでは、最高の作品です。

★2/19『天国にそっくりな星』神林長平 早川書房 ハヤカワSF文庫 04/2
 地球上の紫外線が強く、日中に外へ出られない病気になってしまった主人公が、別の惑星へ行く。これはそこでの生活を描いたもの。
 神林さんの作品は宇宙モノが多いです。これも一種の宇宙モノです。
 住む世界が違うわけだけど、違和感を感じないというか、本当にそんな世界があるかも……と思える小説ってことがすてきです。

☆2/18『×××HOL@CB』CLAMP 講談社 ヤングマガジン 04/2
 侑子さん最高です。今回もめっちゃおもしろいです。
 キャラも引き立っていますがストーリーもいい!
 現実的に考えると恐い事件なんだけど、人の心理をうまく描いているというか。
 装丁も気に入っています。

☆2/18『ツバサC』CLAMP 講談社 マガジン 04/2
 さくらの記憶を少しずつ取り戻しても、小狼くんだけは思い出せないっていうところがせつないです。
 目の前にいるのに……。
 ううっ……。

●2/17『ECCO』滝本竜彦 講談社 ファウストVol.2 04/2
 ヒロイン(?)である女の子千空の性格がめちゃすごい!
 クラスで人気あるきれいな子なんだけど、その性格は、すべて自分で計画して実行しているものなんです。
 ○○がこう答えたら次はこう答えようとか、自分の部屋に計画表張っているんですよ。こと細かに。おかしすぎ!

 クラスのあまり者的存在の主人公によく話しかけてくるのですが、それは弱いものを助けるといい子に見えるから。
 それである日主人公優がその千空にいじめを実行してしまうことで、千空の正体を知ってしまう。それから恥ずかしい写真を取られてしまい、逆らえなくなってしまうのです。
 ここら辺からの二人のやりとりが面白い&どきどきしました。

☆2/17『のだめカンタービレ@』二ノ宮知子 講談社 KISS 02/1
 気になっていたものをやっと読むことができました。
 音大の学生たちのお話です。
 主人公はピアノを弾く野田恵。だから“のだめ”。
 ひかれたのはこのあだなです。
 のだめの私生活、思ったよりすごかったです。
 一人暮らししているんだけど、部屋がかなり散らかっているんです。
 笑えます。
 続き読みたいなあ。ストーリーもおもしろい。

●2/16『ポストガール』増子二郎 メディアワークス 電撃文庫 02/6
 電撃文庫の短編の賞を受賞した作品。
 中身はそれを含む短編集です。
 戦争によって通信システムが破壊されて機能しなくなってしまった世界が舞台。
 郵便は特殊な、人間に似せたいわゆる機械ロボットが運ぶようになっています。
 その人型自立機械シルキーがこの話の主人公。

 個人的には、第三話の「ルージュ」がお気に入り。
 口紅をプレゼントするシーンが特にです。
 それを塗ってみせる主人公シルキーがとてもかわいかった。

●2/16『新本格魔法少女りすか 影あるところに光あれ』西尾維新 講談社 ファウストVol.2 04/2
 創貴君、残酷すぎです。
 りすかちゃんを泣かせてほしくなかったなあ。
 らしいといえばらしいけど、小学生でここまでするとは信じられん。
 だけど、とってもおもしろかったです。

★2/14『MISSING』本多孝好 双葉社 双葉文庫 01/11
 不思議話の短編集です。
 おもったよりずっとおもしろかったし、読みやすかったです。
 さすが“このミス”にランクインしただけあります。
 けっこうこの人の作品もいいなあ。

●2/11『零崎人識の試験』人間西尾維新 講談社 講談社ノベルス 04/2
 戯言シリーズの番外編。ネット連載されたものに加筆訂正されました。
 零崎と早蕨の裏の世界を語ったものです。
 双識兄さんおもしろくてかっこいいです。
 人識君もすき好き〜。ラストに姿を現したときの語りがよかったです。
 あと、今回は『殺し名』だとか『呪い名』だとか興味津々なところがいくつも。
 早蕨さんたちも気に入りました。
 それにしても、今回はめっちゃいいところで終わりましたね〜。
 その先が読みたい(結末はわかっているけど)。

★2/10『蛇にピアス』金原ひとみ 集英社 04/1
 芥川賞受賞作。
 舌が二つに割れた彼氏に影響され、自分も舌ピをしたくなる主人公ルイ。
 それと、ピアスと刺青のお店の店主シバ。
 この三角関係と、若者の気持ちっていうか、そんな感じを描いたもの。
 作者本人は刺青も舌ピもしていないようですが、描写がうまかったです。
 刺青したいとかセックスだとか、人を殺すとか、そんなイマドキの若者がひきたっています。
 これこそが人間だよなあ。って感じた一冊。

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★2/10『蹴りたい背中』綿矢りさ 河出書房新社 03/8
 芥川賞受賞作。
 クラスのはずれ者の主人公ハツと、同じくはずれもののにな川。
 この二人の微妙な関係を描いたもの。
 にな川はアイドルオタクでそのモデルばかりおっかけている。
 それがきっかけで、ハツはにながわと二人の時間をすごすことになった。
 そうしてにな川に意識を向け始めるわけだけど、にな川の頭はアイドルしかいない。
 本当に蹴りたくなってきた。
 これも人のこころをうまく描いている作品でした。

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☆2/10『神撫手@』 堀部健和 集英社 少年ジャンプ  04/2
 人に幻を見せる力を持った主人公が、母親からの伝言を追って絵画を盗み続ける話。
 以前ジャンプでやった読みきりがよかったのか、連載モノになりました。
 画力はまだまだだけど、話はけっこう面白いです。

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●2/10『キャスリング(前後編)』ブラックキャットV 新井素子 集英社 コバルト文庫 94/12
 最近ブラックキャットの最新刊が出たことでこの作品を知り、古いのを買ってみました。
 どろぼうの話です。
 不器用なすりと虫一匹殺せないスナイパー、そしてトップは走ることができない女の子。
 おかしな三人組のお話です。
 今回はネックレスを盗む話。
 本物とレプリカっていういろいろな駆け引きがおもしろかったです。

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☆2/7『明日のナージャA』(完結) 東堂いづみ/あゆみゆい 講談社 なかよし 04/2
 アニメとかなりの違い。キースの登場はなく、黒バラがフランシスってことになっていました。そこがちょっと……。
 ローズマリーも出てこなかったなあ。でもそれだけ平穏無事っていう感じはしました。
 物足りないけれど全体的にはよかったです。

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★1/28『バッテリー』 あさのあつこ 角川書店 角川文庫 03/12
 教育歌劇さんから出ていた児童書を文庫化したものです。
 なんどよんでもこの話はいい!
 巧と豪のコンビは最高です。

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◆1/27『不思議な文通』ニック・バントックン 河出書房新社 92/10
 絵がたっぷり入ったビジュアル絵本。
 見知らぬ人と文通して、相手が気になっていくっていうお話。
 ストーリーも気になるけれど、とにかく本の中身がすごいのです。
 はがきがそのまま印刷されていたり、手紙も本当に入っていて、自分で受け取ったかのように封筒を開けて読むことができるようになっているんです。
 そこが大好き。











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